Tグループ・ファシリテーターをめざす人
Tグループファシリテーターには、以下の4つのプログラムの要素を用いてプログラムをデザインし、実施運営する能力が求められます。
- Tグループ・セッション(対話による非構成のグループ体験)
- 実習教材を用いた構成的グループ体験
- モデルや理論の紹介による概念化を促進するミニレクチャー
- チェックリストやふりかえり用紙を用いたツールの使用
Tグループファシリテーター(トレーナー)をめざされる方は、少なくとも以下のようなステップによる学習をお勧めしています。
※Tグループファシリテーター(トレーナー)の学びのステップを修了したとしても、必ずしもコ・ファシリテーターを体験することを確約するものではありません。
以下の講座をおすすめします
Tグループは、狭義には8人ぐらいのメンバーとTグループファシリテーター(トレーナー)で構成された話題も手続きも特に決まっていなく、グループメンバーの相互作用を通して活動を行うTグループセッションのことを指します。広義には、複数のTグループとトレーナースタッフ、運営スタッフなどを含めた合宿形式のすべてのプログラムのデザインと運営をTグループと呼ぶことがあります。このようなTグループの活動を通して、グループの中で自分を生かし他者共に生きることができるかを探求することが、チームづくり、組織づくりの基本的かつ重要な視点を参加者一人ひとりがもつことが可能になるのです。
このトレーニングの中心的なプログラムは、参加者がTグループファシリテーター(トレーナー)役、オブザーバー役、メンバー役を交替で担いながら、Tグループセッションを積み重ねていきます。1セッション終了後に、ふりかえりセッションを行います。ふりかえりセッションでは、グループのプロセスを分かち合い、トレーナーの言動を中心に話し合い、グループへの働きかけについて学びます。
※本講座への参加は、JIEL主催のTグループもしくは、南山大学人間関係研究センター主催のTグループに参加され方、その他5泊6日のTグループに参加されていることを基礎資格とさせていただきます。
※テキスト:プロセス・エデュケーション~学びを支援するファシリテーションの理論と実際~
Tグループオブザーバーと事務局研修
TグループのオブザーバーとTグループ事務局研修は、お問い合わせフォームからご相談をください。
※Tグループのオブザーバー参加者は、Tグループ講座の開始前日に集合し、Tグループ講座開催の準備ミーティングや環境づくりなどの仕事を運営スタッフと共に行います。参加費は、Tグループ参加費と同額ですが、滞在費がTグループ参加者同額+前泊分滞在費の額になります。合宿運営を共にしながら、Tグループセッション中は、オブザーバー体験を行います。
※Tグループ事務局研修参加者は、オブザーバー参加者と同様に、Tグループ講座の開始前日に集合し、Tグループ講座開催の準備ミーティングや環境づくりなどの仕事を運営スタッフと共に行います。講座運営のすべてを事務局という視点からJIEL研究員と共にしながら、Tグループ運営をトータルに学びます。講座参加費は頂きませんが、滞在費がTグループ参加者同額+前泊分滞在費の額になります。