密度の濃い毎日を再び
大学院の教育ファシリテーション専攻で学んだ3年間は、とても密度の濃い毎日でした。
楽しかったとか、充実していたという次元を超えて、仕事を続けながらの学生生活は、慢性的に時間がなく、瀬戸際に追い込まれているような厳しさがありました。が、追い込まれていたからこそ、出会えた人や本、論文、考え方があり、そこから広がった世界もあります。結局のところ、大学院へ入学する前と卒業した後では、ライフスタイルや趣味・嗜好もすっかり変わり、私は出会う人や環境、自分自身の行動にも影響を受けやすい人間なのだと実感しました。
卒業後はJIEL研究員としての活動を続けながら、「ラボラトリー方式の体験学習」やファシリテーション、ワークショップ等を楽しく学んできました。そして、気づくと早3年。驚きです。楽しいのは良いのですが、これほど時間の経過が早いとあっという間に人生が終ってしまいそうな気がします。
そこで、4月からの春学期、半年間をかけて改めて自分の問題意識を実践的に追究してみようと今、思っています。「ラボラトリー方式の体験学習」やファシリテーションの考え方をもとに、組織活動への介入として研修やミーティングを行い、業務改善や商品開発を促進・支援してみようと思うのです。これにより、副次的に組織風土の変革も進んでいくのではないかと考えています。まずは対象となる組織の方々と取り組みの方向性を探ってみます。