2022年をふりかえり、改めて「体験から学ぶ」ファシリテーターを考えてみました

はじめまして。

研究員の垣内芳文(通称かっきー)と申します。

筆不精で、研究員になって3年間、研究員ブログを書くことなく、今日まで過ごしてきてしまいましたが、激動の2022年度を駆け抜け、担当する講座、受託研修すべてを終えた今、いつも問いかける「何を体験しましたか?」「そこからどんな気づきや学びがありましたか?」を自分に問いかけてみようと思います。

 

2022年1月4日、研究員が集められ津村前代表(つんつん)から2023年度でJIELを解散する旨を告げられ、「今決まっているJIELの公開講座、受託研修を夢中になってやってほしい」と想いを託されました。

 

その時点で私がスタッフとして関わる予定だったのは、2022年に入って最初の公開講座である第9回AIアプローチ基礎講座(2日間)からはじまり、第6回AIアプローチ応用講座(3日間)、第27回ラボラトリー体験学習基礎講座(2日間)、第21回Tグループ(6日間)、第22回Tグループ(6日間)、第28回ラボラトリー体験学習基礎講座(2日間)、第9回Tグループファシリテータートレーニング(5日間)に加え、つんつんが担当してきた受託研修のいくつかがありました(こうして書き出してみると沢山やりましたね・・・)。

 

その後、大きなの試練で立ち上がれなくなったときも、たくさんの人に励ましていただき、日常の仕事とバランスを取り切れずご研究員のみなさんに迷惑をおかけしながらも、体験学習について自分なりに考え、体験学習ファシリテーターに取り組んできました。

 

つんつんはラボラトリー方式の体験学習を実施する教育者のことを「先生」 とか「教師」 とは呼ばず、 ともに学ぶ関係の意味を含む「ファシリテーター」であると紹介していました。

 

この1年は、まさしく講座のファシリテーターとして関わりながら、毎回異なる参加者のみなさんと出会い、様々なありようや異なる起こることの中で、体験学習について語る言葉が見つかったり、新しい感情や思考を味わったり、関わり方の幅が広がったり、たくさん学び、それを基にチャレンジし、おそらく自分自身変わってきたと思える1年でした。

 

JIELの活動の中ではTグループのような集中的なグループ体験のトレーナーや事務局をすることもあれば、構成的なプログラムのデザインと実施に取り組んだり、AIアプローチという組織開発、組織づくりのアプローチ、ナラティヴ・セラピーや環境教育におけるインタープリテーションなどなどさまざまな方法や分野に触れる機会がありましたが、やってきて心の底から感じるのは全てが「体験学習」につながっていると言うことです。

 

我々は体験から学ぶ過程を、「体験(活動や内的過程)」→「意識化( 何を体験したか)」「分析(なぜ起こったか、どう意味づけるか)」「仮説化(次に何をしたいか)」→「(新たな)体験」→という体験学習の循環過程というモデルで説明しています。

 

ファシリテーターはその循環過程を支援する人でありつつも参加者の一員として、とか同じ目線で、と耳にすることがありますが、それはどんなことかなあと考え続けていました。

なんとなく「あえてそうする」「降りていく」というニュアンスがある気がしてあまり好きではなかったのです(いちいちひっかかるめんどくさいヤツですが・・・)

私がファシリテーターとして関わる場面は、講座や組織づくり、会議や個人のサポートなどさまざまな場面がありますが、どのような場合にも学習者(参加者・クライアント)がしている活動や営み、対話・会話、関わりがあり(体験)、それをどのように語れるか(意識化)、語ったこと、語られたことからどのような意味や理解を見出せるか(分析)、どんな選択肢や可能性があるのか(仮説化)ということを、そのプロセスの中心にいる学びの主体である人たちに、自分もまた自分の学びの主体として関わることが対等ということだし、そうあることでともに学びをつくっていこうとしている、したいのだと気付きました。

そうは思いつつ、教育や講座の場面では何気なく使われる、「ともに学ぶ」ではない関係を作る既存の言葉(たとえば先生や指示書、ご指導、介入、講義)が使われたり、使わざるを得なかったりして、「ファシリテーター」と名乗っても実際的には「ともに学ぶ」とは違う文脈になることもありがちです。

今後も「ともに学ぶ」関係としてのファシリテーターを形づくる言葉を探し続け、共に体験から学び合える体験学習の場をいかに実現できるかに取り組み続けていきたいと考えいています。

 

ともに学ぶ機会をくれたつんつん・JIEL、そして参加者として学びに取り組んだみなさんに改めて感謝申し上げます。

 

JIEL閉鎖後は研究員それぞれが、専門分野を活かして活動をしていくことになります。

まだ、JIEL閉鎖後の活動については、具体的には決まっていませんが、今後、仲間と体験学習やAIアプローチ・組織づくりを学び合う機会の企画しようとしています。

JIELのHPやメールが閉じられる4月以降も、今後の体験学習の学びの機会に関心のある方、「いっしょに取り組んでもいいよ」と思われる方は、

私のメールアドレスkakiuchi@smile-action.comまで「今後の案内希望」の旨とご連絡先をいただけましたら、動き出す際に必ずご連絡をさせていただきます。

 

引き続き、「プロセスに学び、プロセスに生きる」体験学習の道をご一緒できましたら幸いです!

 

一般社団法人日本体験学習研究所

研究員 垣内 芳文

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