ワクワクする季節
私が少しワクワクする季節がやって来た。
高校野球の地方大会が始まったのである。
甲子園を目指している若者たちの夢や情熱が感じられるこの大会は、息子たちが体験したこともあって、どうしても気になってしまう。そして青春を感じさせてもらっている。
その中で少し残念なことがある。
会場となっている球場で、少しずつ「鳴り物」が禁止されていっていることである。
確かに「鳴り物」は大きな音がするので、地域住民にとっては迷惑なものかもしれない。しかし、あの「鳴り物」には色々な高校生の思いが詰まっている。ベンチに入れなかったチームメイトが、スタンドからグランドで頑張る仲間へ思いを届けているのである。直接的にではないが、選手に力を与え、共に戦っていることの表れの1つが「鳴り物」なのである。近くで見ていると思いが伝わってきて、感動することも少なくない。
甲子園のNHKの中継でも応援紹介が必ずある。まさにそこにもドラマがあるのである。
申し訳ないのだが、この時期だけ地域住民の方の協力をお願いできないものだろうか。
息子たちが「〇〇球場も『鳴り物』禁止になった」という時の残念そうな顔が、私には忘れられない。
応援で高校野球に参加した気になっていた私のささやかな願いとして、どうぞ聞いておいてください。
そう言えば毎年この時期に、名古屋城のすぐ近くでやっている授業で聞いていた、大相撲の太鼓の音が今年は聞こえなかった。
なぜだろうとちょっと気になる…