思いがけないこと

 先日、7月18日から20日にかけて「アサーション・トレーニング」を水野節子さんと一緒に行いました。
 このところ、私自身がプライベートでも職場でもアサーティブになれずに悶々とした日々を送っていました。特に職場で、ある人のクレームから始まり、その人との対応に関してかなりのエネルギーを費やしたことで、心身ともに疲労していく感じを実感していました。
そのような状況の中での講座開催だったのですが、不思議と参加者に話をする中で、自分自身の気持ちにも寄り添う形で心が軽くなる感じを受けました。
 講義の中で、「自己理解」と「他者理解」、「自己受容」とか「他者受容」、「共感」などいくつものキーワードが自然と自分の心の中に入っていく感じでした。また、職場の人たちとも、今回の出来事を通して、思ってもいない人から共感的理解を示してくれたことも、非常にありがたかったのです。自分一人だけではなかなか、折り合いがつけられず、しかも落ち込んでいくばかりでしたが、仲間と話をすることで少しずつ心の整理がつけられるようになってきました。このように職場の中で自分を語ることが安全にできることは、チーム治癒力であると感じますし、これからもそのような職場づくりを維持していきたいと思いました。