アクシデントから学ぶ

最近、JIELの公開講座を中止する際にメールでのお知らせをしたところ届いていないでき事があり、たまたま中止した日に別件で事務所にいたので連絡が伝わっていない方とお話をすることができました。
せっかく来ていただいたので、普段でしたらゆっくりとお話ができないような、講座参加申し込みの動機などアンケートからだけでわからない諸事情のことを含めていろいろなことをお聞きしました。その方との話しでどの職場でも起こり得るようなことから、個別のことも含めて、思いを伝えあうことの難しさや、本当に人を大切にすることの難しさを痛感しました。その中で、今回の講座が中止になったことは非常に残念で是非講座の開催をしてほしいとの力強い言葉をかけていただき、申し訳なさと講座の必要性をひしひしと感じました。また、単なるコミュニケーションの講座では参加する側としては、決め手に欠けるので申し込みまでに至らないのではないかとの意見もいただけました。しかし、現場では困っている人がたくさんいるから、その人たちの心に響くキャッチフレーズを考えてほしいと言われ、今回のでき事を通して直接参加者の生の声を聴かせていただけたことは私にとって貴重な体験でした。
そしてなによりも、このように人と話をする中で、いろいろな気づきがもらえました。一人でも考えたり、気づくこともたくさんありますが、人と話すことで、自分の大切に思うことや相手の反応を通して自分自身を顧みることができることがとても大きいのだと思います。
今回は、講座が中止になり、事情を知らないまま来ていただいてご立腹されても仕方がないような状況にもかかわらず、私とのお茶会のような時間を過ごしてしてもらい、それでも温かい言葉をかけていただけたその方に感謝せずにはいられませんでした。