ある研修を通して感じたこと

狭い世界に中にいると自分のまわりことしか見えなくなります。
ー意識して違う世界に身を投じてみて、はじめて知る世界から今の自分を見るー
これは、ある研修を通して感じたことです。普段の研修は大人を対象にすることが多いのですが、その時は中学生に授業しました。
思いがなかなか通じないことがありました。それは、全部は通じないわけではないのですが、「肝心なことが伝わっていない」と感じていました。どうしてなのか、こちらの伝え方が悪いだけだと思っていました。でも、それだけではないようです。言い方、聞き方の問題ではなく、私の感じている物の見方や感じ方と違うから言葉を分かち合うことができないのだと思いました。

分では、わかりやすく説明しているつもりでもわかってもらえないことが多いことを感じました。学生に関わったことで今まで意識しなかったことを意識できるようになりました。気持ちが通じれば、話が理解してもらえるし行動にもつながっていくことを大人より実感できたからです。相手の心に響くような思いを持つことがないと単なる言葉は聞き手から素通りされてしまうのだと中学生に教えられました。