花見山
今日、テレビをみていたら福島県の花見山のことがやっていました。
今、とても花が見ごろで、桜と梅がいっしょに楽しめるそうです。
山全体が、やさしいピンク色に染まってとてもきれいなのです。
でも、残念ながら今年は、東日本大震災の影響で観光客が激減して
お花見に来ている人はごくわずかでした。
番組のインタビューで、避難所にいる人が気分転換にここを訪れて
「お花で癒されました。」と語っていました。
私が、さらに驚いたのがこの山は個人所有で92歳のおじいさんが戦後から
大切に育ててきたそうです。
そのおじいさんは、「この美しい花たちは、昨年の猛暑に耐え、
冬の厳しい寒さに耐えて、このような美しい花を咲かせている。」
だから、今苦しい状況の中にいる人へのメッセージも込めて
花や山の手入れを仲間の人たちと続けているそうです。
さらに、戦後まもなく花を植えている場合ではないと非難されながら
人々の心を和ませ、癒し、元気にするために必死で雑木林から
今のような花一面の山にしてきたことを知り感激しました。
「念ずれば、花ひらく」と言う言葉が大好きなわたしは、
花見山の花たちのように厳しい状況に耐え美しい花を咲かせようと
思いました。