自分が好きになるカードゲーム
「ラーニングカフェfor CHANGE」は、一般社団法人化した2015年から始まり、今年度で4年目を迎えます。広く市民に対話の場を開放し、参加者同士の関わり・交流から、少しずつではありますが、参加者自身の変化や新しいつながりが生ま始めています。昨年度から私がカフェマスターとなりました。人数に多少の変動はありますが、毎月10名程度の方が参加しています。今年度は、毎回参加者の方から話題提供者を決め、最初の20~30分程度、ご自身のテーマで話題提供をしていただきます。その後、その話題を元に対話を展開していく、という方法を取ります。
第2回目は5月16日(水)に開催し、9名の方が参加してくださいました。今回は、ラーニングカフェの常連、加藤信一さんにご登場いただきました。テーマは「わたしって、こんなに素敵!」。
加藤さんは会社員をされていますが、お仲間とカウンセリングの会も実施されています。今年度から、一般市民を対象としたワークショップの開催にもチャレンジされています。先日も5月13日に豊田市で第1回目のワークショップを実施さればかりです。その際に実施したワークの体験し、その体験をもとに参加者と共に自分自身の気づきや学びを対話する時間をもちました。
加藤さんのキャラクターもあってか、終始笑いが絶えず、ポジティブな雰囲気に包まれた時間でした。中でもとても興味深かったのは、「私の短所を長所に変えたいやき」です。「変えたいやきカード」という市販されている「たい焼き」の形のカードを使って行います。表面には例えば「ずうずうしい」といったネガティブなワードが書かれていますが、裏には「押しが強い」とポジティブに言い換えたワードが書かれています。参加者は自分に当てはまると思うカードを引き「私の短所は〇〇です」と言います。自分の対面に座っている人に裏面に書かれているワードを入れて「あなたって、☆☆ですね、とっても素敵!」と言ってもらいます。とてもシンプルなワークなのですが、他者に言い換えてもらうこと、そして「とっても素敵!」と言ってもらうことは、思いのほかうれしく、納得感がありました。私ってちょっと素敵だなと思えてくるから不思議です。加藤さんの魔法にかかったような、とても気持ちのいい時間でした。
普段私たちは自分自身のポジティブな面よりもできていないこと、苦手なこと、弱点などに目を向けがちですが、実はかけがえのない人間であり、大切な存在であることを忘れてしまいます。こんなシンプルでかわいいカードを使うだけでも、自分自身に向き合い大切な存在として自分自身でいたわることは、本当に大切なことだと思いました。みなさんもぜひ身近な方々と体験してみたらいかがでしょうか?