学びの場はみんなでつくるもの

今年6月から7月にかけて、JIEL研究員の岸田と水野の2人で「体感!ファシリテーション」という5回シリーズの講座を担当しています。これは名古屋市女性会館が「なごや女性カレッジ」の講座として企画してくださったもので、申し込み開始と同時にな、なんと70名近くの方がお申し込みくださった経緯があります。
そこから抽選で選ばれた36名の参加者のみなさんは実に意欲的で、毎回、楽しく真剣に講座に参加してくださいます。
昨日はその第3回の講座で、またまた盛り上がりました!昨日のテーマは「リーダーシップとは何かを理解する」。実習のときは制限時間を振り切ってでも^^; やり遂げようとした参加者のみなさんが、ふりかえり・わかちあいになると、各メンバーのリーダーシップが発揮された場面を具体的に挙げて、それをどのように感じたかを丁寧に語り合いました。
3回目とはいえ、リーダーシップに注目するのは、みなさんきっと初めてです。フィードバックについては、第2回のときに対人関係のモデル「ジョハリの窓」を交えて、その必要性を説明したものの、昨日は実際にフィードバックするときの留意点をお伝えしただけでした。ところが、「たくさんのコメントをもらって、みんながどんなふうに自分を見てくれていたかがわかりました。ちょっと気恥ずかしいけどうれしいです」なんて言葉がきかれるくらい、ホットで安心して語り合える雰囲気になりました。
実習の課題や小講義の内容について、わからないことはどんどん質問してくださる参加者のみなさんは、わかちあいの後に「今、話したことや感じたことをを他のグループのみなさんににシェアしてください」と呼びかければ、今では自分から手を挙げてシェアしてくださる方が多く、その場にいるみんなの学びが促進されることを実感しています。
学びの場はその場にいるみんなでつくるもの。第1回のときにそんなお話をみなさんにしましたが、実際に多くの参加者のみなさんがリーダーシップを発揮して、学びの場を共につくってくださる講座になり、うれしく思います。