コロナ禍の中、年を越えようとしている「今」…
今年のお正月、様々な希望と野望を心に始まった。わたしの掲げた目標は、「会いたい人に会いに行く」だった。これまで何となく先延ばしにしていた会いたい人のもとへ、行こう!と…
その目標実現に向け1月の連休、山口に行った。わたしが小学校教員としての道を歩み始めたころ、出会った仲間たち…懐かしかった!みんな変わらなかった…もちろん年相応に成長(笑)してはいたけども、子どもたちへの、教育への熱い想いは、むしろ増していたのに、苦笑、失笑、大爆笑。楽しく嬉しいひとときだった。
2月、時間をつくって、大阪尼崎に出かけた。ワインを飲みながら、半日、日本の感受性訓練の歩んできた道を聴いた。そこには今は亡き恩師の名前も聞かれ、なんともその歴史の末端に自分がいることの不思議な縁を感じた。その帰り道、京都宇治に立ち寄った。短い時間だったが、お昼をごちそうになりつつ、今の穏やかな暮らしを共に過ごした。「また、会いに来ます」と、別れた。
幸先、いい!この調子でGo!Goだ!と思った矢先の、緊急事態宣言。
一変した。普段会っている人とも会えなくなる…
わたしにとってのコロナは、カオナシのような存在。ふっと近くに居るような居ないような…時々気配を感じる、不気味なようなそうでないような…距離感が全くつかめず、どうしてよいかわからず…
夏を越えて、そんなコロナのおかげで、いろいろなことが吹っ切れるようになった。リフォームして20年の我が家を再リフォーム。とはいえ、エアコンを変えたり、役目を果たさなくなったブラインドを変えたり…。20年ぶりに床を全部拭いた。捨てられなかったものを捨てた。今、やりたいことをやることにした。むやみやたら勢いだけではなく、日々の健康管理もしつつ、いろいろミーティングも重ねつつ、用意周到するようになったのも、このコロナのおかげだろうと思う。
そうして、JIEL研究員になって4年め。ブログを初投稿できたのも、コロナが後押ししてくれたおかげである。
今まで、受け身であった自分。もう少し、前に出て、発信していこうと思う。
2020年12月31日