無為にして
昨年の今日、プールに行き始めました。
そして今日、プールに行き始めて1年が経ちました。
300メートル。
1年かかって泳げるようになりました。といっても12月に入ってやっと250メートル泳げるようになったので、25メートルしか泳げなかい期間が相当長かったです。
人から見ればたいしたことはないかもしれませんが、よくぞここまで、と自分をほめてやりたいです。それは延びた距離ではなく、やめなかった自分を、です。
JIELの今年の年賀状に「無為」のことばを選びました。
本当は「脱落」にしたかったのですが、とてもとても程遠くてこのことばにしました。といっても、一昨年の年賀状にも「無為」を選びましたから、2年経っても成長はなかったということです(「無為」については以前ブログに取り上げました)。「無為」を今年の思いにするほどなので、「脱落」など自分にしっくりこないのは当たり前です。
12月になって泳ぐ距離が延びたのは、たぶん息継ぎがうまくいくようになったからだと思います。でも、なぜ息継ぎができるようになったのか、いまだによくわかっていません。それまではああでもない、こうしたらどうだろう、と頭をめぐらせていたのが12月のある日、息がつながりました。
下手に頭で考えるより、身体が覚えるようです。というより、身体が水に馴染んでいくというか、染まっていくというか…。
まだまだ身体が無理に力んでいるのを感じます。それを脱落していくと、やがて水と一体となっていく、そんな感覚にもなるのかな、と思った新年の初日です。