南山大学人間関係研究センター 組織ラボラトリー「隠れたプロセスを扱う」に参加

2011年1月22日(土)より本日28日(金)まで、6泊7日の組織ラボラトリー講座が南山大学人間関係研究センター主催で行われました。
Dr.R.Marshak氏が提唱する隠されたプロセス(Covert Process)を丁寧なレクチャーを行いながら知的な理解をもとに、2つのグループディスカッションを通して、自分自身、グループ、組織を理解し、変革を試みるワークショップでした。
米国より、Dr.R.Marshakを招聘し、6泊7日のインパクトのあるワークショップを実施してくださいました。
初日は、学びの向かう姿勢についてのレクチャーがあり、学習グループとしてどのようなことが必要であるかをディスカッション。
第2日目は、このワークショップでとても重要なキー概念になる『プリズム』に関するレクチャーが午前中行われ、その後、隠れたプロセスを取り扱う5つのキーに着いて説明を受けました。そしてアプリケーショングループという核となる3人組のグループを作り、昼食をとりました。その前に、自分の課題としてのフィールドをA1版の白紙に、雲の上、テーブルの上、テーブルの下を描きました。
第2日目午後は、アプリケーショングループで活動が始まり、またテーマグループという6〜7人のグループをつくり、「隠れたプロセスと・・・・」というテーマを立て、話し合いをし、最終日の夜にテーマからの学び3つ、グループ活動からの学び3つを発表する活動も、夜スタートしました。
第3日目朝は、グループの隠れたプロセスを捉える視点の説明がありました。テーブルの上にあがっているトピックスと、テーブルの下にあるプロセスと、それぞれのメンバーが持つ、またグループがもつプリズム、そして、雲の上にあること、そして、無意識のレベルの自称があることを丁寧に説明を受けました。実際に、グループ討議をするグループを、①テーブルの上、②テーブルの下、③雲の上(希望)、④プリズムの視点から見る実習体験。午後は、アプリケーショングループでそれぞれが描いた絵を語り、夜は、テーマグループのセッションが行われました。
第4日目の朝は、絵を診断するための無意識をいかに気づくことができるか、意識化するための視点のレクチャーを受け、アプリケーショングループでそれぞれの絵を解読することに取り組みました。午後は、テーマグループを行い、夜は、オフ。楽しいひとときを過ごしました。
第5日目の朝は、ひとり一人のプリズムがどのようにして生まれてきたのかの説明を受けたり、人やグループの変化のモデルのいくつかのレクチャーを受けました。また、変革他のための何が必要であるかの話もマーシャック氏から聞きました。夜は、改善に向けて、リフレーミングに取り組みました。
第6日目の朝は、新しい自分を確立するためのヒントの話を聞きました。5つのキー:安全な環境づくり、選択的にあること、最善を尽くしているということ、鏡を見ること、期待に応えると言うこと。4つのアプローチ:決まりを作る、状況を作る、戦略的になる、巧みになる。3つのR:Rethiking,Reframing,Recognizing。午後は、アプリケーショングループで新しい自分を作り出す。夜は、テーマグループのプレゼンテーションを聞きました。
そして、最終日第7日目。アプリケーショングループで最後のセッション。学んだことの確認と感謝の表明。最後に、スタンディングサークルで、このワークショップへの思いをひとり一人語り、ワークショップを閉じました。
このワークショップ、本当にインパクトの強い、ディープな内省と気づき、学びを得ることができる貴重なワークショップに参加者とともに、過ごすことができたこと、感謝しています。