「気づく」:実践 人間関係づくりファシリテーション 第5章
10月21日に実践 人間関係づくりファシリテーションの第4章「観る」と第5章「気づく」を岸田美穂さんと共に実施しました。
参加者は3名と少なかったのですが、午前中に「観る」ということで2人の会話を他の2人が観察し、観察したことをフォードバックするという実習のあとに「気づく」の実習をしました。
この実習は、以前研究員であった山岸裕さんが執筆された章であり、私自体、自分で行うことは初めての試みでした。
実習「私の心の窓」は「ジョハリの窓」をもとに行う実習であり、「自己開示」と「フィードバック」を丁寧に行うものです。今回は少人数の参加者であったことで、午前中の「観る」の実習の中でかなり率直に実習の時にそれぞれの参加者がどんな思い、気持ちで実習を行っていたかを語っていただけました。
そして、誰のどのような意見も聴き、すべて肯定的受け止め、時には、自分でも説明のつかない「突然の涙」や「笑いすぎての涙」と感情があふれ出し、ありのままでいることで、そこにいる人のどんな行為もほかの人の救いになることを体験していただきました。
参加者の方より、こんなにも「安全の場であること」がいかに人間関係の学びと気づきを深くするものだと実感した1日でした。
しかし、深い気づきと学びは、自分の中で受け止めることにも時間が必要であり、「頭の中が沸騰している」と表現された方もいて、講座を修了するときには、クールダウンすることの大切さを改めて感じる講座でもありました。
今回、3人という参加者の中で開催で、参加者中には本当に実施されるのかを不安に思われた方のいましたが、この3人を大切にしながら行った今回の講座は私の大切な宝物を一つとなりました。