人間ドック

 毎年、一人で人間ドックを受けていますが、今年は夫婦で人間ドックを受けることになりました。
夫婦で受けても、検査はバラバラで待ち合い室でたまに会うくらいでしたが、診察を受けるときに看護師さんより「ご主人の診察の時に一緒に入りますか?」と聞かれました。今回、初めて夫婦で受けたので今まで考えたこともなかったのですが、予防医療センターの人からは、夫婦で一緒にご希望される方や別がいいといわれる方とさまざまなために夫婦の希望を聞くそうです。私たち夫婦は、検査の都合で一緒に診察をうけることができなかったのですが、あとから、どんなことを医師から言われたかを聞いたときに、夫は、「肺機能が低下しているので83歳の年齢しかありません。この際、タバコをやめられたらいかがですか。」と言われたそうです。
 その言葉を聞いたときにわたしは、夫に「ほら、やっぱりタバコをやめたほうがいいでしょう!」と鬼の首を取ったような勢いで言ったのです。わたしは、夫がタバコを吸っていることに不満を持っていたので、医師の言葉は願ってもいない素敵なアドバイスだったのです。でも、この出来事があったときに、「あっ!そういうことか」と思ったのは、夫婦で診察を一緒に入りたくない人がいるのは、医師からの言葉を配偶者の聞かれたくない人がいるからなのだなと実感しました。
 もし、わたしが、夫と一緒に診察室に入っていたら、タバコをやめるようにもっと医師から言ってもらうように強く言っていただろうと思いました。
 今、夫はどうしているかといえば、人間ドックの時は、神妙な顔で「もう、タバコをやめよう」言っていたのにのど元過ぎればなんとやらで相変わらずタバコを吸い続けています。