新人研修

 私の担当であるブログの日にちより随分遅れてしましました。でも、新人研修での出来事を伝えたくて書くことにしました。
 私は、今年から年間を通して自分の職場で研修を行うことになりました。6月には、新人研修があり、どんな研修を行うか悩みながら、「わたしマップ」という自分を知るワークを行いました。自分を表現することに抵抗を感じる人もいるとは思いながらワークを行っていきました。いざグループで発表することになったときに「みんなに見せるのはいやだな〜」「ちょっとしんどい」という声が耳に入ってきました。そのことを言ったAさんにもう少し聞いてみると「今まで自分を隠して生きてきた」「こんな風に自分のことをみんなの前でいうことはかなり負担であることを教えてもらった。ほかにも、同様な趣旨のこという参加者があり、このような自分を知るワークは、あまり中央研修では、向かないのかもしれないと思っていた。
 私は、研修後に、Aさんの配属先の上司には、研修の状況を伝えておき支援してもらうようにしていた。後日、Aさんの上司から会った時にAさんの研修後状態を聞くことができた。
 その後のAさんは、研修に出てはじめて、「自分が嫌いであることに気付いた」そうです。今まで、自分のことは友達にも語らず、弱音も吐けなかったのだそうです。でも、研修では、みんなも同じように悩みがあったり、辛かったり、していること知り、「自分一人が辛いのではないこと」に気づき、それから少しずつ周りの人に自分の話をするようになったと聞きました。
 Aさんのことは、これからも様子を見ていきたいとその上司の方はいっていました。Aさんのことを聞きながら、その場は辛かったかもしれないけれど少しは意味のある研修であったことに私自身救われたような気がします。