吉良の海
今日は、久しぶりのお休みで夫の両親とお墓参りに行きました。場所は、幡豆郡吉良です。わたしは、吉良町の海が大好きで、ぼーっと海を見ているときがとても幸せです。この海と出会ったのが、20歳の若かりし頃で今日と同じ冬の海でした。
冬の海でも、穏やかで、暖かで知多半島や小さな島々を見ることができるこの場所が、わたしのお気に入りの場所になりました。今日の海は、風が強くて波立っていましたが、天気が良くて遠くまではっきりみえました。
このところ、仕事(看護)が忙しく、また、担当の患者さんの様態が悪く、その方と話をしていて、自分を問われることが多くありました。命についてのやり取りをする中で、言葉一つひとつ選びながら話をしているのですが、退室するたびにこれでよかったのだろうかと考えさせられます。
若い看護師は、ターミナル期の患者さんと話すことが苦手のようですが、わたしは、苦手とは思っていません。しかし、自分の心と向き合いつつ、相手の心に向き合う、そして、最後までそばで寄り添うこと、「希望」を持ち続けること、共にあること、実際には、ものすごくす難しく、満足のいく看護はなかなかできないものだなぁ〜と思う日々です。
ですから、今日の吉良の海は、そんな疲れたわたしの心を癒してくれました。本当に貴重な時間(休み)でした。明日から、また、張り切って仕事をしようという気持ちにさせてくれました。