Tグループを学び続ける意味は?
先日、Tグループについて仲間と対話をする機会がありました。ワールドカフェ方式で、「Tグループの魅力」「Tグループが私にもたらしたもの」「Tグループができること、できないこと」そして「Tグループを学び続ける意味」という4つの問いを立てて話し合いを進めました。自分のTグループとの出会いから今までのこと、そして何を目指しているのか、を改めて自分に問い直すことで、大きな宿題を突き付けられた思いになりましたが、同時に思い出したことがありました。
私のTグループとの出会いは18歳、短大1年生のことでした。細かなことは覚えていませんが、メンバーの一人に「いっちゃん(私のことです)はいっちゃんでいいんだよ」と言われた言葉にとても大きなインパクトを受けました。それまで私は自分に自信がなくて、「自分のままでいい」なんて思っていなかったからです。すっかりTグループに魅了されて、短大を卒業した後も、何度も毎年のように参加しました。私にとっては私が自分であることを許される、年間行事の1つになっていました。自分が思ったこと感じたことをストレートに他者に伝えられることに快感を持ち、ある意味ストレス発散をするための時間になっていたと思います。
いつの日か、毎年の年間行事ではなくなりました。Tグループと日常は確かに全然違いますが、Tグループで体験したことを日常と全く切り離して、「あの場で起きたこと」としてしまっては意味はないと思ったからです。よくチェンジエージェントという言葉が使われますが、Tグループで学んだ私たちが、私たちがそれぞれ生きる場でどのように生かし、実践していくかが重要であると改めて思いました。