スティーブ・ジョブズのスピーチ

昨年、亡くなってから改めて報道される機会が多かったようだが、スティーブ・ジョブズさんが2005年にスタンフォード大学で行った伝説のスピーチを今朝、初めて見た。
Appleコンピュータの創立者の一人であり、CEOだった彼はこのスピーチで3つの話をしている。
1つは、一つひとつの出来事や出会いといった「点をつなげること」。
2つ目は「好きなことを仕事にすること」。「仕事を愛すること」と言ったほうがいいかもしれない。この2つ目のメッセージは、人が働く意味をシンプルにわかりやすく言い表していて、素晴らしいと思った。社会的な成功を前提とせず、あくまでも当人がどれだけ愛を注げる仕事かどうかを尺度にして、彼が語っていたことにも共感した。
3つ目は「死について」。どれだけ愛する仕事をしていても、人はいつか死ぬ。それを意識して人生を生きようという話だ。
次のURLで公開されているので、ぜひご覧いただきたい。

一度ご覧いただくとわかるが、15分弱のスピーチで、これだけ心に残る話をしたスティーブ・ジョブズという人はすごいと思った。
最後に何度か繰り返される “Stay hungry, Stay foolish” のフレーズが有名らしいが、私は後半に出てくる「人生は短い。無駄に他人の人生を生きないでください」という言葉に感銘を受けた。その一言に集約されるような彼ならではの話だったからこそ、心に残るのだと思う。
自分の人生を生きること。シンプルだけど、それは私にとっても大切なことだ。