何が見える?

先日、四つ葉のクローバーを5人で探しました。
四つ葉のクローバーを見つけることができたのは一人でした。
クローバーが生えている場所はそんなに広くなかったので、
同じ場所を探していて、
四つ葉のクローバーを見つけられる人と見つけられない人がいることに
何か意味深いものを感じました。
 
同じ場所を見て探していたけれど、見つけられなかったのはなぜだろう?
四つ葉のクローバーなんてそうあるはずがないと思い込んで探していたから?
かなり一生懸命探したつもりだったのに…。
 
四つ葉のクローバーを見つけた人は、
見つけるのが得意でこれまでに何度も見つけているそうです。
他のクローバーとは全体の形が違っていて、何となく見えてくるそうです。
見つけるコツを知っているのかもしれません。
 
仕事でお客さんと対応していても人によって成果が異なります。
同じ情報を聞いても
結果につなげられる人がいたり、つながらない人がいたり…。
 
体験学習ではどうでしょうか?
みんなが体験している事実があり、
それぞれがその事実をどのように見て、何を感じるかはさまざま。
体験学習を学ぶようになってから
他の人も自分と同じように感じているだろう、
考えているだろうというのは思い込みであることに気づきました。
 
同じことを見たり体験したりしていても、
それぞれが着目したり、響いたり、理解したり、意味づけたりしていることは
一人ひとり異なるんだなーということが
体験学習を学び続ける中で少しずつわかってきました。
だからこそ、相手は何を感じているだろう?
相手がこんな行動をとる背景には何があるのだろう?
そんなことをもっともっと知りたい、聞きたいと思うようになりました。
 
同じものをみても、そこにチャンスがあるとみる人と
違うことを思う人もいる。
日常生活の何気ない場面からも感じることがあり、
それがまた面白くも感じています。