ファシリテーター・トレーニング・セッション
今年の夏も学部生の皆さんのファシリテーター・トレーニング・セッション(FTS)に参加しました。
授業ではないので全員参加ではないのですが、15人の3年生、4年生が集まりました。各セッションに2人のファシリテーターとオブザーバーを決め、45分のTグループ、20分のふりかえり用紙記入、50分のフィードバックタイムを全部で10セッション、これを2泊3日の合宿形式で行うという結構ハードなスケジュールです。4年生を除き多くの学生さんは、授業の人間関係トレーニングでTグループを体験しているものの、Tグループのファシリテーターをする体験は初めてです。学生の皆さん、がんばりました。
ゼミ合宿というものがあります。多くは卒論や研究プロジェクトのための発表だったり、その他研究やワークをしたり、飲み会だったりというものもあるかもしれません。このFTSは、日本の数ある大学の中で唯一といってもいいと思います、学生がファシリテーターのトレーニングの目的で集まる合宿です。
私は後半2泊だけの参加でしたが、学生さんをみているとここをラボラトリーの場としていろいろな試みをしようとしているな、と感じました。彼ら彼女たちが恐れず(たぶん、恐れながらも)試みる姿勢そのものは、他の人たちに真摯さとなって写ります。それがまた、他の学生さんたちにも影響を与え、相乗的に学びが深まっていくという連鎖が起こります。本を読んだり、考えたりすることだけでは学べないことが、人と交わり、かかわることを通して結実していくそのダイナミックスをみていると、学びだけではない人としての成長、そして関係性の深まりが感じられて、それだけでもうれしくなってしまいます。
われらがボスは、他に重責を担っているせいで終日ともにいることはできませんでした。でも、そういうことに敏感なわれらがボスは、合宿終了後、場所をHCCに変えて打ち上げを敢行、全員は集まれなかったものの新たなゼミ生も加わって盛りあがりました。
われらがボスも相当気分がよかったのでしょう、頼んでもいないのにギターを爪弾き、歌いはじめました。そのひとつが、http://www.youtube.com/watch?v=6Hi8ECF0IW0です。選曲、うまい!
申し訳なかったのは、あれだけ飲み、食い、散らかし、その後片づけをすべてボス奥さまに任せて駅に急いでしまったことです。すみませんでした。後でボスも頭が上がらなかったのでは…(いえ、いつも頭が上がっていない…ような…)。