昨日は一日中、胃腸かぜで床に臥していました。
　起きているとも寝ているともわからない状態が続くと、閑居する小人は不善をなします（本意とは違いますが…）。
　土曜日に某社の採用面接に立ち会いました。その際に応募してきたある女性、残念ながら選考からもれました。
　就職支援会社などはよくマッチングということばを使いますが、実際は会社のセレクションです。会社にはこういう人を採用したいという思いがあります。応募者はその型枠に合っているか、いかに合わせられるかが求められます。今のような買い手市場ではその精度は高くなります。
　そのために、会社研究をしなさい、自己分析をしなさい、と支援会社はいう。確かにそれは必要なことでしょう。ただ、それが機械的であったり技術的過ぎたりすると、その人そのものはどこかに置き去りになり、合わせるための自分を演じなければならないということも起こるかもしれない。
　応募してきた女性は、優秀な方でした。彼女は、合わせられなかったのか、合わさなかったのか、ただただ彼女が彼女の本分を全うすることを祈るだけです。