日本航空、…
日本航空が財政再建団体となりました。ナショナル・フラッグということもあるのかもしれませんが、これで公的資金が投入されそうです。公的資金とは、私たちの税金に他なりません。民間の企業になぜ税金が使われるのか、それだったらもっと手厚い施策をしてほしい中小企業はたくさんあるじゃないか、そう思うのが私たち庶民の感覚ではないでしょうか。
ここのところ政治では小沢一郎さんの話題一色です。私はよくはわからないのですが、なぜそうした一連の「疑惑」あるいは国会議員の「資質」が予算委員会で取り沙汰されるのでしょうか。日本は今年末には900兆円を超える借金国になろうとしています。景気は底を打たず、非正規労働者は職を求めてさまよっています。食料自給率だって、少子高齢化だって、環境汚染だって、時を待ってくれません。予算委員会は本来予算の審議をし、速やかに日本を健全な発展への回帰を目指して諸施策を実行に移すことを決断する場でしょう。
議員の品格を問うことが必要なのはわかります。そうであるなら、別のところでやりなさい。そのためのお金と時間は、自分たちの高い報酬から積み立てて、審議の時間以外のところでやりなさい。私たちの税金を大切な予算審議のために使わないでください。
そもそも自分たちの事業仕分けもできない人たちの集団にはそれを求めても無理なことなのかもしれません。横審のように朝青龍に引退勧告できるのは、結局私たちの品格なのかもしれません。