名古屋大学医学部附属病院 研修
- テーマ
- 看護チームのリーダーシップ研修
- 実施日
- 7月12日、19日、8月6日
- 概要
- 入職されてからおおよそ4年目以上で、これから看護チームのリーダーを担うことになる人たちを対象としたリーダーシップ研修。3回に分けて実施された。
- 派遣研究員
- 林 芳孝
入職されてからおおよそ4年目以上で、これから看護チームのリーダーを担うことになる人たちを対象としたリーダーシップ研修。3回に分けて実施された。
チェックインを行った後、今体験したことをもとに「コンテントとプロセス」、今日の一日の学び方として「体験学習の循環過程」を解説。あわせて「リーダーシップ」についての小講義を行った。
その後、午前は「起こったことを観察する」ことを柱にコンセンサスの実習を行い、看護チームのリーダーとして大切なことを話し合っていただいた。話し合い終了後に掲示、発表を行い、その後グループで起こったこと、自分を含めた各メンバーに起こったことを中心にふりかえりとわかちあいを行った。
昼食後、「観察したうえでどんな立ち位置をとるか」を柱に、小講義として「ファシリテーター型リーダー」と「グループプロセス」を説明した。実習はクリエイティブな創作実習を採り入れ、現場で起こっていることにより近い体験をしていただいた。ふりかえりとわかちあいは、グループと自分を含めた各メンバーで起こったことでとくにファシリテーター型リーダーとしての言動やその影響について行った。
3つ目の柱は「どうかかわるか」と設定し、「ポジティブ・アプローチ」の説明とともにコーチング、ソリューション・フォーカスド・アプローチからのかかわり方や問いかけについて解説した。小講義後、チームで「あなたならどうする?」と出して看護現場で起こり得そうなケースを用意し、どうかかわるか、どう問いかけるかを検討し、全体でシェアを行った。実習終了後に、とくにかかわり方や働きかけや問いかけを中心にしたふりかえりとわかちあいを行った。
最後に研修で体験したこと、気づきや学びを記し、現場でどのように活かしていくかを整理し、チームでシェアをして終えた。