名古屋市立瑞穂ヶ丘中学校 現職教育
- テーマ
- ラボラトリー方式の体験学習
- 実施日
- 8月1日
- 概要
- 名古屋市立瑞穂ヶ丘中学校の現職教員を対象とした研修。コンテントとプロセス、ラボラトリー方式の体験学習についての説明と実習を行った。
- 派遣研究員
- 林 芳孝
名古屋市立瑞穂ヶ丘中学校の現職教員を対象とした研修。
初めに「コンテントとプロセス」、「ラボラトリー方式の体験学習」の説明をした。グループワークとしてよく小中学校などで実施されるものとしては構成的エンカウンターグループがある。これとラボラトリー方式の体験学習によるグループワークは重なる部分も多くあるが、両者の違いもある。そうしたことを含めて「今、ここで起こっていること」を観て、扱う、そしてそれをふりかえり、わかちあいをしながら内省し、分析、さらにねらいを立てて実践につなげ、再び内省する、というサイクルにし、自己成長、あるいは「なりたい自分になる」こととしての循環過程の学び方を解説した。
実習は情報紙を使う「トシ君のおつかい」を採り入れた。中学校の授業時間が50分であることを前提に、実習としては15~20分程度、その後の結果と正解の発表、ふりかえりとわかちあいの時間配分を想定して組み立てた。ふりかえり用紙はグループで起こったことをどう観たか、グループのメンバーがどのような言動をしたかを賞という形で表すとどうなるか、という設定をして用意した。
最後に質疑に対して応答するとともに、学習者のニーズの把握やグループワークの導入についての話をして終えていった。