大雄会総合病院 指導者研修「ファシリテーション」

テーマ
大雄会総合病院 指導者研修「ファシリテーション」
実施日
2018年9月8日(土) 9:00~17:00
概要
大雄会総合的病院の実習指導を行っている看護指導者を対象としたファシリテーション研修。 入職してから10年ほどの、看護指導やこれからチームのリーダー役を期待される看護師が受講された。
派遣研究員
岡田 衣津子

愛知県一宮市にある大雄会総合病院の現在看護実習を担当している中堅看護師を対象としたファシリテーション研修。入職してから10年程度で、看護実習の指導者だけでなく、これからチームのリーダー役を期待される看護師10名が受講された。
最初に前回行ったコミュニケーション研修後、職場や家庭の中でどのような変化があったかを受講生同士で話した後、小講義「リーダシップ」について話をした。PM機能や、シェアードリーダーシップについて、チームの成果を最大限にするために、自分も他のメンバーもお互いの強みや持ち味を生かしながら協働することが大切であることを伝えた。
その後、実習「タワービルディング」を行った。病院がある「一宮市」をテーマに、仲間とともに創造する楽しさを味わいながら、それぞれの得意なことを生かし、チームにふさわしいすばらしいタワーが完成した。
午後からは小講義「ファシリテーションについて」を話した後、コンセンサス実習「富士山噴火」を実施した。それぞれの人が持つ価値観の違いを大切にしながら、自分の意見も他者の意見の違いをどのように乗り越えていくことができるかを意識しながら話し合いをした。
プログラム修了時のふりかえりの中では、いつも自分がリーダーとしてがんばらなきゃと片意地貼ったり、自分はリーダーなんてできないと落ち込んでいたが、職場のみんなの力を信じて手伝ってもらえばいいんだ、と気が楽になったという話が出た。それを聞いていた看護部長から「みなさんは宝ものです。私はみなさんがこんなにも能力があることを見ていなかった。皆さんを大切にします」という、参加者にとってもうれしく、研修担当者としてもとてもありがたい言葉をいただいた。