全千葉県私立幼稚園連合会 後継者育成研修会

テーマ
チーム力アップ!~ともに尊重し合い、育ち合う関係づくり
実施日
2019年2月1日(金)16:00~18:00
概要
次の時代を担う後継者の方々が、幼稚園の運営者として見識を高めることを目的に開催されている研修会のうち、平成30年度第3回研修会の依頼をいただいた。 「自園の教職員が互いに認め合い、育ち合いながら、モチベーションやスキルアップの意欲を引き出し、人材定着につながる内容」を希望されており、相談をしながらプログラムを作成、4名ずつ6グループに分かれていただき、コンセンサス実習を取り入れた内容を実施した。
派遣研究員
今岡まゆみ

体験学習を通して、人間関係やコミュニケーションについての理解を深め、相互成長を促すフィードバックを学ぶことを要望されており、それに応える内容にするべく相談を重ねていった。研修を依頼された担当の方がかつて体験したことのあるコンセンサス実習(新説・桃太郎)を望まれたこともあり、実習は「新説・桃太郎」を実施することとなった。

最初に自己紹介の体験が「どんな体験をしていたか」をわかちあい、人間関係を観る2つの視点・コンテントとプロセス、ラボラトリー方式の体験学習、ジョハリの窓の解説を行った。とりわけ、自己開示とフィードバックが関係づくりや自己発見、相互成長には大事であることを理解していただけるよう時間をかけ丁寧にお伝えした。フィードバックは鏡になって、相手の状況を確認したうえで「私」メッセージで伝える留意点をお伝えしたときには、参加者の共感をもった反応が出された。

幼稚園で働く教職員の方々にはおなじみの「新説・桃太郎」という楽しい実習を題材に語り合い、聴き合うことの体験を通して、どのような言動がメンバーにとっての安心材料となるのか、自らのコミュニケーションのタイプに気づく機会となったとの声が届けられた。また、参加された方々が、現場に向けてポジティヴな力づけが得られたとの声もいただいた。