大雄会総合病院 指導者研修「コミュニケーション」

テーマ
大雄会総合病院 指導者研修「コミュニケーション」
実施日
2018年9月1日(土) 9:00~17:00
概要
大雄会総合的病院の実習指導を行っている看護指導者を対象としたコミュニケーション研修。 入職してから10年ほどの、看護指導やこれからチームのリーダー役を期待される看護師が受講された。
派遣研究員
岡田 衣津子

愛知県一宮市にある大雄会総合病院の現在看護実習を担当している中堅看護師を対象としたコミュニケーション研修。入職してから10年程度で、看護実習の指導者だけでなく、これからチームのリーダー役を期待される看護師10名が受講された。
最初に仲間づくりのために「フォースドチョイス」を行った。その後、小講義「体験から学ぶということ」を行い、体験学習の循環過程と、「フォースドチョイス」で起こったことからコンテントとプロセスについて説明した。
自分自身のコミュニケーションのありようを振り返るため、「私のコミュニケーションの棚卸し」を行った。その後、小講義で「効果的コミュニケーションの5つの要素」で、対人関係における効果的なコミュニケーションのために重要とされる5つのこと、自己概念、傾聴、表現の明確さ、感情の取り扱い、自己開示について話をした。
午後からは実習「流れ星」を実施し、人ぞれぞれ、ものごとのとらえ方が異なることを理解していただいた後に、小講義「コミュニケーション・プロセスと阻害要因」を話した。その後、コミュニケーションのなかでお互いがどのように話し、聴いているかを理解することをねらいに、実習「たずねる、こたえる、みる」を行った。
実習のわかちあいの中では、現場は非常に多忙であり、こんなにじっくり話すことはなく、相手の一面を知ることができた、一方的に伝えたことが相手に全く伝わっていないことはよく起こっているが、それは相手の問題ではなく、自分自身にも要因があることが分かったという話し合いがなされた。