(一社)日本産業カウンセラー協会東関東支部 産業カウンセラー養成講座

テーマ
コミュニケーションの理論と活用
実施日
7月1日:市川会場、千葉会場 13時30分~16時30分

7月7日:柏会場 13時30分~16時30分

7月21日:勝田会場13時30分~16時30分
概要
(一社)日本産業カウンセラー協会東関東支部から「コミュニケーションの理論と活用」について、これまでと同様に4会場での養成講座の依頼があり受託した。   ねらいは「よりよいカウンセラーとなるために、一人の人間として他者との適切なコミュニケーションをかわすために必要な知識とスキル(技能)の基礎を学ぶ」として行った。
派遣研究員
市川会場(林 芳孝)、千葉会場(水野節子)

柏会場( 鈴木由子)

勝田会場(杉山郁子)

 本講座は市川会場、千葉会場、柏会場、勝田会場の4ヵ所で行われた。
 はじめに、講座のねらいと流れ、講座内容について簡単に説明をし、ミニ実習を行った。ミニ実習は、「カウンセラーにとって『コミュニケーションを学ぶこと』がなぜ必要か?」について、前後の3~4人で話し合った。いくつかのグループの発表後、話し合いのなかで起きていたことを尋ね、その影響を与え合う力こそがコミュニ-ケーションの効果であることをお伝えした。

 コミュニケーションの定義・仕組み・機能、ソーシャルスキルの生起過程モデル、3つの反応レベルからみたコミュニケーション・スキル等について講義した後、こちらのインストラクションによって絵を描く「流れ星」というエクササイズを実施した。多様な流れ星が描かれ、各自の絵を周りの人と共有して、どうしてこのように多様な絵が書かれるのかを受講者に考えていただいた。どの会場でも何人かの意見を伺うことができ、それを受けて、こちらからはコミュニケーションにおけるノイズについて解説した。

 休憩後はアサーションに関する講義と実習を行った。アサーションには関心を示す方が多く、積極的にご質問いただき深めることができた。また、非言語コミュニケーション、自己開示と自己呈示についても講義した。最後に、ジョハリの窓と説得・依頼のコミュニケーションの話をして終了した。受講者の熱心な取り組みが印象的だった。