名古屋市立荒子小学校 「親と子どもの上手なコミュニケーションの取り方」
- テーマ
- 親と子どもの上手なコミュニケーションの取り方
- 実施日
- 2017年6月24日
- 概要
- 名古屋市立荒子小学校からのご依頼を受け、授業参観日に参加された児童の父母・保護者を対象とした親と子どもの上手なコミュニケーションの取り方についての講話と実習。約70名の参加者。
- 派遣研究員
- 林 芳孝
名古屋市立荒子小学校からのご依頼を受け、授業参観日に参加された児童の父母・保護者を対象とした親と子どもの上手なコミュニケーションの取り方についての講話と実習。約70名の参加者。
体育館に集まった父母・保護者に向けて始めに今回のねらいについて説明した。
親と子、親と親、子と子の関係を考えることを通して
- コミュニケーションとはなにかを考える
- 子どもが育つ環境を考える
- 親・保護者としての自分を知る
- ポジティブなかかわり方を考える
初めに事前に学校から入手しておいた現在親御さんが思っている問題について10項目を取り上げ、それにもとづいて自分の一番関心のある項目、話したい、話を聞きたいと思う項目に分かれてもらった。1グループがおよそ6~8人程度になるようにし、それぞれの人の自己紹介をしてもらった後に、選んだ項目について思っていること、悩んでいること、実際にやっていることなどをフリートークで話し合ってもらった。その後、どんな体験をしたか、インタビューを行った。
もとの席に戻ってもらい、スライドを見てもらいながらコンテントとプロセスの説明をし、どもに起こっているプロセスに傾注することを話した。脳科学的な視点で見た成長ホルモンとへんとう体、海馬、前頭前野の関係の話をし、今日の環境面での子どもの置かれている状況を説明、父母・保護者としてどのようにかかわるかについてポジティブ・アプローチの視点を紹介し、価値の反転を紹介するとともに、子どもに対する返し方を解説、また親御さん通しがよい関係をつくり、共に育てる環境をつくることの大切さを話した。
参加された親御さんにとって最初に取り組んだグループでの問題が共有できたことやいろいろな話を聞けたこと、話せたことが印象に残ったようであった。