東海記念病院 管理者研修
- テーマ
- 部下育成に必要なコミュニケーションスキル研修~人間関係トレーニング~」
- 実施日
- 2018年2月17日(土)
8:30~16:30 - 概要
- 看護師管理者をはじめとしてリハビリテーション職員、事務職員など含めて29名の病院管理者を対象にしたコミュニケーション研修を行った。 コミュニケーションの中でも、主に価値観の違いを認めたうえで、コミュニケーションスキルアップするような研修を行った。 また、管理者として、グループ・プロセスの視点を理解しながら職場のコミュニケーションを活性化できるような内容も含めた研修を行う。
- 派遣研究員
- 鈴木 由子
018年2月17日に東海記念病院で表題の管理者研修を行いました。
朝の8時30分から16時30分までの1日の研修です。昨年、この研修がJIELに依頼があり、私が担当することになりました。
看護部長様と看護部の担当者様とお二人で当研究所に来て打ち合わせをさせていただきました。
管理者の方々に是非「お互いの価値観を大切にしたコミュニケーション」をしてほしいとの要望を受けて下記のプログラムを考えました。
参加者は、29名で看護師をはじめ事務、リハビリテーションなど管理者のみならず、興味関心があるスタッフも参加した研修でした。
同じ施設であっても、個人的な話しをしたことのないメンバーを男女比のバランスも考えたグループ分けをしてもらいましたので、最初は表情も硬かったのですが、最後は笑顔があふれてコミュニケーションも活発にされていました。
また、研修が終わり、すぐに参加者の方が「以前からこのような人間関係トレーニング」に興味があり学びたいと思っていたところだったと言われたことや、今回の参加者の中に南山大学の卒業生がいらして、この研修をしたことで意外なスタッフのニーズや関係性がわかり、院内での結びつきが広がることを経験させていただきました。
個々のスタッフがどのような思いやニーズ持っているかは、通常の業務や仕事の中だけではなかなか把握しずらいと思います。
ところが研修をすると「普段の様子とは違う側面を見つけることができました」との感想を頂くことがあります。
いつも「コンテント」である仕事や課題の中では、見せることができない一面も「プロセス」に光をあてることで普段見せることのなかった一面がにじみ出てくることがあるのだと思います。
これも、ラボラトリー方式の体験学習のメリットだと思います。体験学習を通じて、その人に真実の姿が垣間見えるのではないかと思います。
そして、「コンテント」に光が当たったり、「プロセス」に光が当たったりと、その時々に様々角度から光が当たることで、一方向からしか観ていなかったその人の良さが見えてくるではないかと感じました。
今回は、この研修を受けた後に現場での実践を持ち寄ってのフォローアップが待っています。三か月後のフォローアップ研修が今から楽しみです.
<実施プログラム>
8:30 あいさつ、オリエンテーション
チェックイン、小講義「体験から学ぶ」「コンテントとプロセス」
9:15 実習「5人のツアーガイド」
小講義「人間関係(コミュニケーション)と価値観」
11:50 昼食・休憩
12:50 実習「なぞのマラソンランナー」
小講義「コミュニケーションについて」「グループ・プロセス」
実習「ナースをさがせ」
小講義「フィードバックの留意点」
16:00 自己の課題「今日一日のふりかえり」と「私の学びと現場での取り組み」
16:30 終了