愛知県立大学看護実践センター認定看護師教育課程 リーダーシップ
- テーマ
- リーダーシップ「アサーティブ・コミュニケーション」
- 実施日
- 2017年4月14日 11:10~16:40 「がん化学療法看護」分野
2017年10月16日(いずれも3コマ)「がん性疼痛看護」分野 - 概要
- 認定看護師を目指す学生を対象に、正直かつ率直でその場に合った自己表現「アサーション」の授業を行った。アサーションの成り立ちやポイントを伝える小講義を導入時に行い、ワークシートを用いて理解を深めた。その後、グループごとに各自がアサーティブになれなかった事例を出し合い、シェアするとともに、代表的な事例を取り上げて、望ましい表現を考え、グループでロールプレイを行った。
- 派遣研究員
- 杉山 郁子/水野 節子
認定看護師の資格取得を目指して学ぶ現役看護師の学生を対象に、正直かつ率直でその場に合った自己表現「アサーション」の授業を行った。アサーションはコミュニケーションの方法であると同時に、自分を大切にして人と共に生きるためのあり方でもある。そんなアサーションの成り立ちやポイントを伝える小講義を導入時に行い、ワークシートを用いた事例研究を通じて理解を深めた。
その後、受講者をグループに分けて、グループごとに各自がアサーティブになれなかった事例を出し合い、どのような応答をすれば、アサーティブなかかわりができるかを検討した。その中から代表的な事例を取り上げて、グループでロールプレイをしてみることにより、自分の日常でアサーションを実践するための手がかりを得た。
アサーティブなコミュニケーションができるようになると、お互いの気持ちや現実の状況が変わり、見える世界も違ってくる。それをロールプレイにより、体験した授業だった。
医師と患者の架け橋となる看護師の中でも、チーム医療の中核を担う認定看護師にとって、アサーティブ・コミュニケーションは自らを活かし、人それぞれの存在を尊重しながら、シェアード・リーダーシップを実現するための有用なスキルになっていくであろう。