Reddyさんのグループプロセスコンサルテーション(6)

前回お話しした、フェイズⅠのエントリーはとても大事なフェイズになるようです。特に、初期ミーティングで基本的な考え方として、「グループがクライエントで、マネージャーがクライエントではない」ということです。そのために、教育ステージでは、グループメンバー全員と会うことが大切になります。そして、グループプロセスコンサルテーションをメンバーが理解し、グループに対するオーナーシップをメンバーがもてるように教育をすることが重要です。
フェイズⅡ『ワーク(work proper)では、まず、環境セッティングが必要になります。環境セッティングでは、物理的な環境セッティングとともに、仕事に関する目標、また個人的な目標、関心に向けて探求するレディネスを高めるような環境セッティングがダ時になります。グループプロセスコンサルテーションでは、メンバーの役割や期待などを概観したり、課題の遂行と対人間の相互作用に関する規範の発達に焦点を当てるように問いかけをします。その結果、グループは自分たちのミッション、目的や目標を明確にするのです。
そして、介入のステージです。グループプロセスコンサルテーションの主たる仕事は、タスクとメインテナンスの両面のプロセスに介入することです。タスクは、仕事の構造や要素と関連しており、メインテナンスは対人関係や欲求・満足感などの社会的・情緒的な側面と関連しています。基本的に、グループプロセスコンサルテーションでは、コンテントの問題には介入しないのです。


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