ラボラトリー体験学習を考える:BEGと比較しながら(1)

ブログ再開を宣言して、「さて何から書いていこうか」と考えていると、やっぱり一番近々の課題になっている「ラボラトリー方式の体験学習」と「ベーシックエンカウンターグループ(BEGと略)」の比較検討から、もう一度「ラボラトリー方式の体験学習」を考えてみようと思いました。今回だけでなく、少しシリーズ化すると思われますので、タイトルに(1)とつけました。
というのは、今年(2014年)の10月11日(土)12日(日)13日(月)と、南山大学にて日本人間性心理学会の第33回大会が開催されます。その自主企画で、野島一彦先生のコーディネートのもと「ラボラトリー方式の体験学習、ベーシックエンカウンターグループ、精神分析グループ」を扱った話題提供とディスカッションが行われます。その話題提供の一人に私が担当することになっています。それゆえ、関心は自ずとグループアプローチの違いに関心をもってしまうのです。
日本人間性心理学会第33回大会のご案内は下記のURLからご覧ください。

大会終了のご挨拶


それでは、そろそろラボラトリーとベイシックエンカウンターとの比較検討を行っていきたいと思います。
先日、南山大学人間関係研究センターのTグループセミナーで、ベーシックエンカウンターグループを長年実施されてこられた同僚とグループをご一緒する機会がありました。それは、とても貴重な体験になりました。私にとって、あらためてTグループとBEG、それぞれを考える機会になりました。もちろん、日本人間性心理学会第33回大会の自主企画の準備になっています。
今日から、その情報をベースに、あらためてラボラトリー方式の体験学習を再考してみたいと思います。
比較検討する前にといいますか、比較検討した結果といいますか、やはりTグループとBEGの誕生の違いがずっと2つのアプローチを彩ることになりそうです。
そこで、復習です。Tグループは、グループダイナミックス研究者のK.レヴィンが民主的な風土づくりのリーダー養成セミナーからの誕生。BEGは、非指示的療法の大家であるC.ロジャーズによるカウンセラー養成に始まるBEGであったことが、大きく今も影響が脈々と受け継いできているようです。
ここまでで、長文になったので、いったん筆をおきます。
お話としては、下記のURLから、YouTubeをご覧ください。

→話は続きます!!!