グループプロセス応用講座の3日目のプログラム終了!
2011年10月3日(月) 。朝9時からのスタートに先立ち、一つのグループは午前8時30分に集合し、ミーティングが始まっていました。グループにとって乗り越える壁を、もがきながら、グループの今の気になること、今の課題に取り組んでいっている姿は、何とも言えない熱いものを感じます。
一歩前に進むこと、新しい提案が出されたり、思い切ってその提案に反対の思いを伝えたりしながら、自分の気持ちや思いが大切にされる。そのことは、相手の気持ちを大切にすることに繋がる実感を得ることになっているのではないだろうか。
こうした新しい試みは、日常の自分を持ち込んだり、日常と異なる自分に挑戦したりしながら、関係の中に起こるプロセスにひらかれていく体験といったらいいのでしょうか?それは、とても苦しいことでもありながら、そこから抜け出した喜びにもつながるのでしょう。
その歩みも、一機に飛び抜けることもあれば、行きつ戻りつしながら歩むこともあるのだろうな。
そのそばでいることしかできない、自分。その自分に、もっと何かできないか?!問いかける自分。それで、いいよ!と心の中で声をかける自分。その中で、自分の中にある確信は、「メンバーは自分たちで自分たちの歩む道を決めることができる」という信頼。
午前11時より、プレゼンテーションタイム。一つのグループは、「グループの成長と合意形成〜多様なメンバーとともに課題を達成するために〜」ということで、代表的なシーンを演じながら、自分たちのグループの変化成長を表現してくれました。観客であるもう一つのグループにも大きく影響を与えるほどの暖かい感じの、そして状況がよくわかるプレゼンテーションになりました。
もう一つのグループも、プレゼンテーションのぎりぎりまで、どのようなプレゼンテーションにするか、昨夜までの仮に決めたプレゼンテーションから新しくチャレンジする発表に変更し、思い切った、そして正直な今の気持を語るプレゼンテーションになりました。また、こうした状況をどのように乗り越えればよいのかを他のグループに問いかけ、その問いかけにもう一つのグループがコミットしながらの、全体で取り組むプレゼンテーションが行われたのも印象的でした。
昼食を終え、15分ほど、プレゼンテーションに関するふりかえりをグループで行い、その後、「グループの変化・成長をあとづける」セッションを行いました。まず、個人で、変化・成長を特徴付ける出来事や働きかけを記入し、その後グループでわかちあい。最終的には、グループで「変化・成長のヒストリー」を模造紙に描くことを行いました。
そして、2つのグループの発表。いずれのグループの変化・成長のヒストリーの図は、それぞれのグループのありようをていねいに示されており、よくわかるヒストリーを発表してくださいました。
最後に、ひと言ずつ、自分の今の思いを伝えながら、セミナーを閉じていきました。