民主主義は地域が要
本日(2019年1月5日)付けで、中日新聞「考える広場」に姜尚中さんのインタビュー記事が掲載されました。
グローバル化とナショナリズムは必ずしも対立しているわけではありません。対立しながら共鳴し合っている。グローバル化が進むとともに、みんな国に従おうという、ある種のナショナリズムも強くなる。グローバル化と、それに対する逆流現象、つまり、みんなが同じ方向に向かっていくというコンフォーミズム(画一主義)がせめぎ合っている」と述べています。
政治に対して批判的な視点からの意見や異論を訴える行動を美しく見ないで、ある種の戦う姿は今の若者には、あまり美しく映らない今があるようです。これから社会を担うであろう若者がこうした状況でよいのだろうかと心配をしてしまうじいじと化しています。
ーーー全体主義に陥らないためにーーー
姜氏は、「民主主義とは何かという根本的なことが問われているます。地域の中にこそ民主主義の下支えがあります。地域の劣化、経済の格差が進めば民主主義も危うくなります。地方、地域の民主主義の草の根を強くしていかなくてはいけない。そのためには地域経済が回るような仕組みをつくる必要があると思います。」と述べています。
今私たちができることは、地域の人々が力を合わせて新しいことに挑戦してみたいと思える関係づくりであり、さらには地域の主体を大切にした行政機関への政策提言であったり、実際に活動できる人材づくりではないかと考えています。