今日は、人関センター定例研究会、そして夏の集中講義「AIアプローチ」のフォロアーアップミーティング
今日は、午前中、大学院教育ファシリテーション専攻の授業「体験学習ファシリテーション応用研究」の授業でした。
先日(12月2日)、名大付属高等学校でインド人の高校生と日本人の高校生との交流プログラムを受講生の大学院生がプログラムをデザインし、実施したふりかえりセッションを行いました。初めての授業での体験学習の挑戦でしたが、院生はなかなか高校生の動きを大切にしながら実践してくれたようです。
ホワイトボード一面に、私が前に立ち、体験したこと・気づいたことを書き出しました。先日の、ちょんせいこさんの「ホワイトボードミーティング」のワークショップへの参加が生きています。すべて書き出し後に、今回の学びとして、大切なこと、ポイントになることを抽出してもらい、それを赤のマーカーで書き記しました。
・通訳の人との前もっての打ち合わせの重要性
・課題を指示する際にいかに明確に指示するか?もしくは、不明確であって、その明瞭さをグループのメンバーで話し合うことで吟味し明確にしていく過程を大切にすることをねらいにしているかどうか?といった視点の大切さ
・実習前の課題のチェック:情報紙の記載のチェック、情報カードの確認など、基本的なことを怠らない。
・スタッフワークとして、いかに複数のスタッフが場に変化を作りながら、学びの場づくりをするか。
・体験/分かち合い後の全体のシェア、インタビューなどによるわかちあいの大切さ
・究極はやはり、ぷろぐらむのねらいがどれほど達成できたのか、途中も終業後もしっかりチェックすること
などが、赤のマーカーで、改めて重要な視点として記されました。
午後は、松瀬理保さんをお招きして、まずは、人関センター第2回定例研究会「ポジティブ・アプローチ(AI)の可能性について」と題して、松瀬さんのプレゼンテーションをもとに、学びました。30名あまりの参加者が体験を交えながらのAIアプローチの理解とその効果と可能性について話し合うことができました。
その後、夏の集中講義のフォローアップミーティングも行いました。
7人ほどの参加者がまず、夏から今までの自分の体験を伝えるチェックイン。その後、一人の参加者から、某大学の組織変革に関わるプレゼンテーションのお話を聞き、AIアプローチの可能性を強く感じることができました。
また、私からは、1月の中旬に某組織で行う予定のAIアプローチの2日間のプログラムデザインを、松瀬さんを中心に、参加の仲間の方々と一緒にクリティークしていただきながら、おおよそのめどを立てることができました。この22日に、先方の代表の方がお見えになって、打ち合わせがあります。今日の議論と、その打ち合わせをもとに、本番を迎えます。少しでも、先方の組織のひとり一人が未来を夢見て、主体的、自主的に仕事に取り組んでくださるようになることを願っています。
また、報告させていただきます。