名古屋市教育委員会 なごや子ども応援委員会研修会

テーマ
ファシリテーションでコミュニケーション
実施日
5月24日
概要
名古屋市教育委員会にあるなごや子ども応援委員会のうち、スクールアドバイザーを対象としたファシリテーションのための研修会。
派遣研究員
林  芳孝

 名古屋市教育委員会にあるなごや子ども応援委員会の研修会。同委員会にはスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、スクールアドバイザー、スクールポリスの4職種があり、そのうちのスクールアドバイザーの皆さまを対象とした研修会である。市教育委員会は、「さまざまな悩みや心配を抱える子どもや親に寄り添って総合的に支援するため、常勤の専門職を学校現場に配置し、子どもたちと普段から関わりながら学校と共に、問題の未然防止、早期発見や個別支援を行い、子どもたちを支援する体制づくりを推進」するとともに、「子どもにとって最もよい環境づくりを学校と一緒に考え、複数の専門性を活かしながらチームで活動」することを目的としている。
 スクールアドバイザーの主な役割は、「学校に対する外部からのご意見への対応や地域との連絡調整」であるが、本研修では当該4職種がこれまでよりより一層チームとしての活動の充実と4職種の連携が図れるように、スクールアドバイザーの皆さまにファシリテーションの理解とその実践を体験していただくことを目的とした。
 初めにチェックインをし、参加者に声を出していただくとともに、そこから「コンテントとプロセス」と「ファシリテーション」の定義、ファシリテータ型リーダーとそのリーダーシップ、ファシリテーターの心得をお話し、実習に移った。
 実習は「スクールアドバイザーにとって大切なこと」をテーマにグループで話し合っていただいた。話し合い終了後に発表をし、今の話し合いで体験したこと、特に話し合いをどう観察したか、それぞれのメンバーをどのように観、どのような影響関係があったかなどのふりかえりとわかちあいをした。
 最後に「今後に向けて」で、実際の現場で今回の体験をどのように活かすことができるかを個人で考えた後、グループで共有する時間をもった。