小牧市教員組合 力量向上委員会 「よりよい人間関係づくりのために」

テーマ
小牧市教員組合 力量向上委員会 「よりよい人間関係づくりのために」
実施日
2018年11月9日
概要
小牧市の小中学校教員組合のご依頼を受け、「よりより人間関係づくりのために~~立場を越えた人と人との関わりを考える活動を通して~」と題してお話と実習を行った。
派遣研究員
林 芳孝

小牧市の小中学校教員組合のご依頼を受け、「よりより人間関係づくりのために~~立場を越えた人と人との関わりを考える活動を通して~」と題してお話と実習を行った。
子どもと子どもの関係ばかりでなく、子どもと教員、教員同士のかんけいにおいてよりよい人間関係をどう構築していくか。外国人児童の増加を含め、多様化する学校現場での子どもたちの様相や変化も踏まえ、教員の皆さまにとって大きな課題となっている。
初めに「民主主義の原則-多数決の原理と少数派の権利」の話をし、人種のるつぼであるアメリカでの民主主義の考え方を披露した。それをベースに「ポジティブ・アプローチ」による視点のもち方、価値の反転、問いかけとコミュニケーションの基本について話をした。実習はコンセンサスを採用した。
小牧市の教員の皆さまは、以前よりグループワークや人間関係づくりにひじょうに熱心に取り組んでおられる。研修日は平日であったため、17時40分からのスターとなり、19時30分には終了というハードなものであったが、学校帰りの先生方にたくさんご参加いただいた。「よりよい人間関係づくり」というテーマは深いものではあるが、まずは自分のありように気づき、他者の尊厳を敬い、互いの違いを認め、そこから産み出すためのポジティブな対話が必要となるのではないか、そうした研修の概要であったが、ご参加いただいた皆さまが一つでもお持ち帰りいただくものがあることを願っている。