名古屋市消防局消防学校「リーダーシップ研修」
- テーマ
- 名古屋市消防局消防学校「リーダーシップ研修」
- 実施日
- 2018年10月13日
- 概要
- 名古屋市の消防局に勤務する消防官で、係長に昇進された皆さまを対象とする一連の昇進研修のうちの「リーダーシップ研修」である。
- 派遣研究員
- 林 芳孝
名古屋市の消防局に勤務する消防官で、係長に昇進された皆さまを対象とする一連の昇進研修のうちの「リーダーシップ研修」である。
初めに小講義として「リーダーシップの歴史と変遷」、「今日的リーダーシップのありよう」、「ファシリテーター型リーダーとコントロール型リーダー」、「ポジティブ・アプローチ」、また「ソリューション・フォーカスド・アプローチ」を応用した問いかけの話を行った。その後、実習としてクリエイティブなものを創造するワークを採り入れた。
まずグループのメンバーそれぞれで実習に取り組むねらいを立て、共有した。クリエイティブなワークという性格から計画段階においての話し合い、実行段階において分業となることから目標や手順の確認と共有、チーム内での進捗を見ながらの補完関係や声かけ、励ましといったプロセスが起こり、今ここで起こっていること、それを観察すること、観察したことからどう行動に移すか、その行動ではどのようなことばを選択するか、といったことが実習が進む過程で見られた。実習後のふりかえり、わかちあいにおいても消防や救急という特殊性はあるものの、人とかかわり、人を育てるという視点を持ち、それぞれの場面や現場や対象者によって使い分けるというリーダーの役割を認識していただけたものと思われる。