【2022年度講座】第28回ラボラトリー体験学習基礎講座〜プロセスから学ぶ私の人間関係〜【ONLINE:Zoom開催】
- タイトル
- 〜プロセスから学ぶ私の人間関係〜
第28回ラボラトリー体験学習基礎講座 - 日程
- 2023年1月28日(土)9:30〜17:30
2023年1月29日(日)9:30〜17:30
本講座は、WEB (Zoom) 講座です。 - 担当
- 垣内 芳文 水野 節子
- 定員
- 1月28日(土):18(残:18)名
1月29日(日):18(残:18)名 - 会場
- オンライン(Zoomによる)講座として開催
- 参加費
- 2日間通し参加 23,100円(21,000円+税)
土日どちらか1日のみ参加 14,300円(13,000円+税)
内容
本講座は、「ラボラトリー方式の体験学習」といった参加者自身の体験を通して自分、他者、コミュニケーション、グループについて学ぶ講座、とりわけ人間関係を学ぶための基礎講座です。
従来のコミュニケーションの学びのテーマは、正確に相手の話すことを聴くことであったり、自分が伝えたいことを適切に伝えることができるかといったことでした。今日、Face to Face といった対面に限らず、さまざまなツールを使った人々との相互作用 ( コミュニケーション ) を通して、共にリアリティを創り出し、これからの日常生活の中でいかに豊かな関係性を創ることができるかが大切なテーマになってきています。
コミュニケーションやグループ、組織の捉え方は、「こうあるべき」という枠組みをもとに、それを実現するために必要な課題を見つけ、解決していく問題解決志向のアプローチを取ることがよくあります。
その一方で、コミュニケーションや組織のあり方が多様化した現在、メンバーや関係者が話しあうことにより、既存の枠組みにとらわれない新しい関係やグループ、組織を創り出そうとする社会構成主義を意識した取り組みも大切な時代になってきています。
本講座のプログラムでは、活動の内容や成果(コンテント)と、関わりの中で起こる気持ちや考え(プロセス)の両方を観る視点を養い、 個々人が現状への主体的な働きかけの契機・方法を見出し、望ましい関係づくりに取り組んでいけるよう支援するプログラムを提供いたします。
一日目は「コミュニケーション・プロセス」、二日目は「グループ・プロセス」に焦点をあてたプログラムで構成されます。
※参考テキストとして、「プロセス・エデュケーション〜学びを促進するファシリテーションの理論と実際〜」津村俊充著(金子書房)をおすすめします。
一日目(案):「コミュニケーション・プロセスから学ぶ」 |
|
挨拶: | 自己紹介とチェックイン |
小講義 | 「コンテントとプロセス」 |
実習1 | 実施とふりかえり&インタビューとコメント |
小講義 | 「コミュニケーションのプロセスとは」 |
実習2 | 実施とふりかえり&インタビューとコメント |
小講義 | 「体験学習のサイクル」 |
実習3 | 実施とふりかえり&インタビューとコメント |
小講義 | 「ジョハリの窓」 |
チェックアウト | |
二日目(案):「グループ・プロセスから学ぶ」 |
|
挨拶: | チェックイン |
小講義 | 「グループをつくるリーダーシップ」 |
実習4 | 実施とふりかえり&インタビューとコメント |
小講義 | 「グループプロセスに働きかける」 |
実習5 | 実施とふりかえり&インタビューとコメント |
小講義 | 「グループと個人の成長・発達にむけて」 |
実習6 | 実施とふりかえり&インタビューとコメント |
チェックアウト |
講座の学習目標
- ラボラトリー方式の体験学習による学びの基礎的な考え方と具体的な進め方について体験を通して理解を深める
- グループ・ワークをおこなう過程で生まれるプロセス(メンバーの参加の仕方、コミュニケーションのありよう、意思決定、リーダーシップなど)に気づく
- グループ・ファシリテーターとして実践する際の自分のありよう(他者との関わり方、グループの中で自分の影響など)について、自ら気づくとともに、メンバー相互のフィードバックの授受を通して、学ぶ
=このようなことを目指している方にお薦めします=
- ラボラトリー方式の体験学習を基礎から学んでみたい人
- 日常生活での人とのかかわり方を見直したい人
- 人との関係やチームワークを大切にしたい人
- 人の気持ちを大切にした支援をしたい人
- グループワークを用いた教育実践をしたい人 など
・学校教育関係者 ・企業内研修担当者 ・カウンセラー ・キャリアコンサルタント
・組織開発(OD) コンサルタント ・人と人のつながりを創ろうとされている方 その他
<参加者の声>
「<今ここ>での参加者の体験を素材として人間や人間関係を参加者とファシリテーターとがともに探求する学習」が体験できたと思います。そしてお互いに体験を語りあうことによって、複数の体験を分かち合えたように感じます。 |
自分が集団との関わりに関して、ここ数年苦手意識をもっていることに気づきました。一対一の対話には苦手意識がないのですが、4 人以上になると頭が追いついていないかもしれないと気づきました。 |
「変えようとするのではなく、結果として変わっていた」というスタンスは大切であること、質問の力(相手に与える影響の強さ)を感じることができた。 |
行動、思考、感情と氷山モデルの説明からコルブの学習サイクルまで組織開発の基本的な部分の理解が促進された。 |
改めて、ファシリテーターの考え方が、重要になっているということを感じた。 |
リーダーシップの大切さ、また、考え方が理解できた。 |
個人の内的な対話に関して、光を当てることって、日常的にほとんどないんだなと感じました。それを話していいんだという場所があるのは、自分を肯定されているような気持ちになるんだなと思いました。 |
体験学習の理論を交えた学び、伝える伝わることの内側の整理、他の参加者個々から得る多くの学びやヒント、リフレクションの体験からなる自分の思考パターンほか、自他、理論に関する幅広い学びや気づきを得ることができました。 |
やはり、本を読むだけでは理解は深まらないと思った。 |
自分の人関関係上の課題について理解を深めることができた。 |
人の行動や気持ち、願いなどをどう取り扱って対応していくのかをあらためて考えさせられました。 |