本日は、南山大学にて免許状更新講習「学級内の人間関係づくりを体験から学ぶ」を行いました!
2011年度教員免許状更新講習『学級内の人間関係づくりを体験から学ぶ」を午前9時20分から、午後5時まで行いました。
このコースの募集を始めた時には、定員は40名で募集をしたのですが、1週間も経たないうちに、60名近い方が応募してくださいました。また、数日後には、70名を越える状況になり、我が大学の教務課と相談をして定員を60名に増員させていただきました。
結局本日、参加してくださった人数は、53名でした。
R棟という、新しい教室棟を使っての研修で、心理人間学科の事務室とはかなり離れており、昨年のサポートの全くない事務体制から、かなり不安でしたが、今年は、充分に事務局も動いてくださり、無事に終了することができました。
また、教育ファシリテーション専攻の陰性が3人アシスタントに付いてくださったこともとても助かりました。
研修は、9時20分からスタート。まずは、ねらいの提示。
■研修のねらいは、
○ 教育活動におけるプロセスを大切にした人間関係づくりの指導ができるために、教育者(ファシリテーター)としての基礎的な知識と実践力(スキル)を高める
○ 他者との関係の中で起こるプロセスの視点について体験を通して理解する
○ 相互成長のために効果的なフィードバックの必要性に気づく
ちょっと欲張ったねらいですが、いずれも今回の研修では大切にしたかったテーマです。
プログラムは、簡単な自己紹介から始まり、実習「ねらいづくり」を画用紙を用いて行い。途中で、3〜4人で分かち合いをし、そのグループづくりと分かち合いの体験をふりかえりながら、「コンテントとプロセス」のお話をしました。引き続き、「体験学習の循環過程」の話をして、休憩。
その後、問題解決実習「おもしろ村」を実施し、ふりかえり用紙の記入、わかちあいと、一つ一つ丁寧に説明しながら、進めました。ずいぶん、熱心に分かち合いをしてくださいました。
昼食後、「グループプロセスの視点」について簡単に説明を加えてから、文部科学省の分科会での研究成果の一部「脳科学がキレる子を防ぐ」のVTRを少し見てもらいました。いかに直接関わる体験が大切であるかと言った結果なのです。それに続いて、『人間関係とは」なにかをはなさせてもらいました。
続いてコンセンサス実習『ボランティア』を行い、集団の意思決定、とりわけコンセンサスをする過程で起こることに気づくとともに、プロセスに気づき、そのプロセスに働きかける試みをしていただきました。この実習後のふりかえりもかなり丁寧に行われました。
最後に、教員養成GPでの取り組みの話とVTRを見ていただき、ラボラトリー方式の体験学習の学校教育への導入の可能性について話をさせていただきました。
そして、最後の最後には、学びの確認テスト(これは、免許状更新講習ではやらなければならないことになっているのです)を行い、終了しました。
口々に楽しかった、おもしろかった、学校で試みてみたいと行ってくださりながら、学校を後委されました。
一日の研修、参加者のみなさん、お疲れさまでした。