岐阜県子育て支援相談員研修会「子育て支援者のチーム力~人間関係力について~」実施

2011年10月20日(木)朝8時過ぎの電車で西岐阜駅に到着。迎えの車を待って、会場のシンクタンク庁5回の大会議室に向かいました。
広い会場の机を移動し、椅子だけのセッティング、60名余りの参加者を待ちました。
午前10時に研修会はスタートし、津村の簡単な自己紹介に引き続き、すぐに本日の研修のねらいの説明と11時30分までのプログラムの大まかな流れをお話ししました。ただ、今日は、90分で、体験学習の実習も含めて欲しいとのご要望に応じるためにだいぶ無理をしたプログラムにしなければなりませんでした。
最初、計画していた、いつものように「コンテントとプロセス」のお話や「体験学習の循環過程」お話は全く触れず、予定を変更して、BecKhardのモデル「GRPI」モデルを簡単に紹介し、いかに効果的なチーム活動に、これら4つの視点「目標(Goal) 」-「役割(Role) 」-「手順(Procedure)」-「相互作用(Interaction)」が大切であるかと言った話をしてから、すぐに実習「タワービルディング」に入りました。
それも、5分間のミーティングを行い、その後、少しだけメインテナンスの機能として、(実際には自己紹介を忘れていたので)自己紹介と今ミーティングをしていた時の気持ちを一言ずつ言って、作業に入っていただきました。このチェックインの時間がとても有効に働いたグループもあったようです。
タワービルディングの制作の時間はかなり早く流れていったようです。すごく、みなさん熱い思いで制作に取り組んでくださいました。30分を想定していましたが、やはり短く、、35分まで延長。プレゼンテーションの時間もとれないので、台になっている模造紙の上に、タワーの名前を書き入れていただき、発表に替えました。みなさん、周りのタワーをみて、感嘆の声をあげられていました。
とても、ピント立ったタワーのところや、ふわふわしながら立っているタワー、残念ながら自立が難しかったタワーのグループなど、いろいろありましたが、それぞれのグループがこの活動に満足をしてくださったようです。
11時8分ぐらいから、ふりかえり用紙の記入をはじめ、11時18分ぐらいから分かち合いを行っていただきました。が、時間は足りません。結局、2011/10/201時35分ぐらいまで、実際は、40分近くなったかもしれません。どのグループも熱心に自分たちのグループのプロセスをふりかえり、またお互いの言動についてフィードバックを楽しそうに行っていたのが印象的でした。
インタビューをして、(といっても、時間があまりなかったのですが)二人ほどの方に、今日の体験について方っていただきました。
・わずか1時間ほどで、本当に以前から知り合いのように打ち解けた関係になれたこと
・岐阜県の子育て支援のメンバーがこれほどチカラをもっていたという実感が得られたこと
・一人ひとりに役割を果たすことの大切さ
・楽しい中に、学びが大きかったこと
などなど、語ってくださいました。
そして、最後に、10分ほどをもらって、「コンテントとプロセス」=仕事をしている間に起こっている気持ちや相手に対する思いを伝えることの大切さやそのことで関係が深まること、「体験から学ぶ循環過程」=いかに体験だけで終わらせずに、一つの体験を学びにするか?それは、内省的実践家となる一途であること、などを伝えさせていただきました。
結局、午前11時50分頃に終了時間がなってしまいました。予定より、20分遅れの終了。本当に申し訳なかったです。でも、そこまで話さないとやりぱなしになってしまうので・・・
今日もまた、ハードではありましたが、とても楽しく、実りある研修になったのではないかと、心温かくしながら、会場を離れました。
この企画に声をかけてくれたのは、南山短大人間関係科の卒業生二人です。今もなお、体験学習への熱い思いを持ち続けてくれている二人、そしてNPOを立ち上げて、子育て支援相談員のチカラを育てていこうとしている二人に、頭が下がる思いでした。
岐阜県の子育て支援相談員のみなさん!これからもガンバッテください!