11月13日(土)午前大学院授業、午後体験学習実践研究会(学校教育領域)、夜は体験学習トライアルの会
11月13日(土)は、午前中、大学院教育ファシリテーション研究の授業「体験学習ファシリテーション応用研究」でした。
今回は、教育ファシリテーション研究の授業見学の方が3名参加でした。
授業の前半は、院生の担当する創作実習のトライアルでした。
タイトルは、「価値と決断のワークショップ」というものでした。
とても、興味深い内容でした。
最初に,26項目あるリストの中から、自分が価値を置いてるものに○、価値置いていないものに×。
その後、それぞれ上位3つに順位をつける作業をして、グループメンバーで分かち合い。
津村は、他のメンバーの価値を置いている項目の話を聞き、自分が捨ててしまっているものやあきらめてしまっている価値について改めて考える事ができました。
その後、自分の人生の中で、大きな決断をしたことを3つ取り上げ、先に考えたそれぞれの3つがどのように影響を与えていたかをチェックする実習でした。
そして、再度4人組で分かち合い、自分の人生の決断と自分の価値との関係を検討する時間と他の人の話を聞くことをしました。
とても、充実したひとときになりました。
こうした実習の後、さらに、これからの自分の人生のありかたや価値観について、考えてみるのもいいかもしれません。
60分あまりの実習が行われ、その後15分ほどフィードバックセッションを行いました。
休憩後、受講者がニーズ調査を行い、実際に体験学習の研修を行わせていただく、小牧市民病院の概要の話を聞き、どのような情報が必要かの話し合いをしました。
次回の展開が楽しみです。
急いで昼食をとり、午後は、体験学習実践研究会(学校教育領域)午後1時30分から午後4時45分頃まで行われました。
集まってメンバーが今日は少なく、10名。
小牧市立北里中学校の先生が創作をされた「体育大会」というコンセンサス実習を体験しました。
なかなか暑く語り合い、合意を得ることが難しかったです。
課題は、クラスのメンバーが、今度の体育大会で、何を大切にして参加するかを決めるコンセンサス実習でした。
5つの項目は、「団結・連帯感」、「楽しさ」、「勝利」、「一生懸命」、「達成感」です。
40分近く話し合いました。
そして、ふりかえりをし、全体でわかちあいをして実習は終了。
その後、フィードバックセッション。
たくさんの意見が出されました。
教師として特徴的な期待や見方があること。
聞いてくれることの心地よさを味わったこと。
聞いてくれるから話をもっとしたくなること。また聞こうとすること。
相手の小さな意見の変化や行動の変化に気づくこと。
こうした実習を作る喜びを感じれたこと。
学校の教員ばかりでない人たちともこのように出会い、意見を聞けることも大事。
など。
今回は、神奈川県の先生も参加してくださいました。
ありがとうございました。
そして、トリプル実習。
夕食をとり、午後6時30分より、12人もメンバーがあつまり、2つの実習の体験学習トライアルをしました。
前半は、実習「私たちの後援を設計しよう」。
メンバーが地域のそれぞれのステークホルダーになり、ロールプレイをする実習でした。
空き地に後援をそれぞれのニーズで後援を設計するのですが、あまり葛藤する課題でなかったこともあり、それぞれの思いをちらばめた後援の設計はできたものの、コンセンサス(合意)を得たという実感が乏しかったことが語られました。
また、ロールプレイを用いた実習の難しさ、いつロールをはずすのか?そのときにどのようにはずすのか?ふりかえりは、ロールの立場、個人の立場?いろいろな課題が提示された有意義な体験学習トライアルになりました。
最後の1時間は、実習「なんでそうなるの?」という異文化体験をするという実習でした。トランプを使って、ちょっとしたゲームで、それぞれの島(2つ)でルールが異なるゲームをしました。各島から他の島に動くと、そのルールの違い(異文化)を体験する仕組みです。
とても、楽しい実習でしたが、ここでも、いかに異文化体験ができるかの工夫がいくつか必要であることがディスカッションされました。
この実習は、日本体験学習研究会第12回全国大会のワークショップで行われる予定です
楽しみにして、ご参加ください。
昨日(13日)支度に帰り着いたら、もう11時。本当に、丸一日フル回転の土曜日でした。