20/21日、日本学校心理士会2012年度大会に参加してきました
昨日(20日)と今日(21日)、中部大学で開催されました日本学校心理士会2012年度大会に参加してきました。
今日は、午前中9時30分から11時30分までの2時間「学級内の人間関係づくりを体験から学ぶ」と題した研修を講師として提供してきました。教室内の机が完全に固定されているので、グループワークを実施するのは難しくだいぶ思案しました。
プログラムとしては、研修のねらいとプログラムの流れを話して、まず、NHKTVクローズアップ現代で放送された「キレる子を科学する」の最初の9分ぐらいをみていただき、人と人とが直接体験する、コミュニケーションすることの大切さをつかんでいただきました。そして、近くの人と3/4人のグループを作り、自己紹介とこの研修への動機、そして今VTRを見ての感想を話していただきました。
そのコミュニケーションのミニ体験をふりかえり、「コンテントとプロセス」の小講義をさせていただきました。その後、そのプロセスから学ぶ「体験学習の循環過程」の話をしました。特に、子どもたちが体験から学ぶことと、私たち学校心理士(教育者、ファシリテーター、カウンセラー)が、自分の体験から学ぶことの大切さ、「内省的実践家」になる大切さを、お伝えしました。
その後、ミニグループワーク「四角いピザパイ」を10分間(実際は8分ぐらい)行い、結果の発表・正解の発表し、ふりかえり用紙を使って個人記入そして分かち合いを短い時間ですが、行っていただきました。かなりふりかえりも話し合いがしっかりされていました。ふりかえりの時間の予定よりも、少し多めに取りました。
最後、残された時間は15分、平成17/18年度の教員養成GPでNHKより取材を受けて放映された『イブニングニューズ』を見てもらいました。学校教育現場でラボラトリー方式の体験学習の実践の様子を少しでも知っていただければ幸いです。
後から、何人かの方が、質問やご挨拶に来てくださいました。