スタッフ紹介
■ 代表理事・所長
津村 俊充
(南山大学名誉教授)
名古屋大学大学院教育心理学専攻博士課程前期修了。教育学修士。さまざまな教育現場や組織開発への体験学習の導入・普及に関心をもつ。また、企業のリーダーシップトレーニング、メンタリング導入研修などのプログラム開発と実践。マサチューセッツ大学教育学大学院にてセルフサイエンスを学ぶ。同時にNTLにてラボラトリー方式の体験学習のトレーナートレーニングを受ける。最近は、NTL主催のAppreciative Inquiry Approachによる「Designing Experiential-Based Learning」のプログラムなどに参加し、対話型組織開発に関心をもつ。南山大学名誉教授。2011年に、日本人では初めてNTL Instituteメンバーとして認められる。
■ 名誉研究員
■星野 欣生
(南山短期大学名誉教授)
京都大学法学部卒業。家庭裁判所調査官、ビジネスコンサルタントを経て、現在、南山短期大学名誉教授。米国SIT(School for International Training)にて体験学習の教授・学習過程を研究。NTLでラボラトリーメソッドによる体験学習の基礎と実践応用を学ぶとともに、トレーナートレー ニングを受ける。生涯学習、組織開発、とりわけ組織内教育や組織内教育のトレーナー養成を専門とする。
■ 研究員(アルファベット順)
■秋山 善克
これまで複数のメーカーでエンジニアとして専門技術によるモノづくり支援に従事。モノづくりに技術が寄与するよう試行錯誤する中、技術的に的確なことが、心理的要因で有効活用されにくい状況に気づく。そのような中、Tグループ、組織開発に出会い、技術的側面だけでなく民主的な風土づくりと個人、組織のヒューマンプロセスの融合によるモノづくり支援を目指す。組織の持つ暗黙知や現場で働く人のポジティブコアを引き出しながら、モノづくりに生きた技術支援を提供する。
■後藤 雅子
(南山大学大学院人間文化研究科教育ファシリテーション専攻修了)
千葉県立衛生短期大学卒業後、こども病院併設の重症心身障がい児施設や訪問看護ステーションで看護師として活動しながら介護支援専門員の資格を取得。その後、神奈川県看護教育大学校で地域看護を学び、セネガル共和国(青年海外協力隊)にて地域看護師として派遣され活動。帰国後は訪問健康支援の会社で特定保健指導のなどの健康支援を行い、働きながら保健師の資格を取得。保健師資格取得後は産業保健師として企業内で従業員のさまざまな健康支援を実践した。さまざまな場面や人との関わりの中で健康教育の重要性を実感し効果的な健康教育を追求したくなり南山大学の教育ファシリテーション専攻に進学し、協同学習の考え方を用いた健康教育を実践。さまざまな学びや人との出会いから、健康とはその人がその人らしくあることであり、その人がその人らしく生きていけるように関わりを持ちたいと思っている。現在は認知症高齢者支援など地域でさまざまな健康支援の活動を行っている。看護師・保健師・介護支援専門員・キャリアコンサルタント。
共著:「教育ファシリテーターになろう」(弘文堂)
■林 芳孝
(南山大学大学院人間文化研究科教育ファシリテーション専攻修了)
慶應義塾大学法学部法律学科卒業。情報機器メーカー在職中は海外営業、商品企画、新事業立ち上げ等に従事。退職後、国際協力事業団の派遣によりブラジル国リオデジャネイロ市において移住者・日系人・日系団体の支援活動事業に携わる。現在、ポジティブ心理学や幸福学をベースにした体験学習を活用して大学等で「キャリア開発」「人間関係論」「ビジネス応対」などの授業を担当する他、企業・団体・教育・看護・福祉を始めとした様々な分野でリーダーシップ、ファシリテーション、コミュニケーション等の研修を行っている。産業カウンセラー、社会保険労務士の資格を有し、経営や労務の分野の相談やコンサルテーションも行う。一人ひとりの尊厳が大切にされるウェルビーイング社会の創造を目指す。修士(教育ファシリテーション)
■垣内 芳文
(南山大学人文学部心理人間学科卒業)
OA機器メーカーでIT営業、経営コンサルティング会社で経営コンサルタント業に従事したのち独立。
現在は組織開発ファシリテーターとして、中小企業診断士として経営支援の現場でイキイキした組織づくりとビジネス的な成果の両面を支援している。組織支援やリーダー研修等においてもAI(Appreciative Inquiry)の哲学や原理をベースとし、企業に活力と成果をもたらす職場づくりをクライアント様とともに探求している。
近年、ニュージーランドにてナラティヴ・アプロ―チに出会い、組織や組織で働く人の文脈での適用を実践の中で探求している。
■岸田 美穂
(南山大学大学院人間文化研究科教育ファシリテーション専攻修了)
名古屋大学教育学部教育心理学科卒業後、教育関係の広告代理店にて、高校生の進路選択に関する情報提供、広報やイベントの企画提案、改革支援、大学生の進 路・就職支援に関するプランニング・講演、キャリア相談などにかかわる。自らが主体的にキャリアを選択するためのかかわりを模索する中で体験学習と出会 う。マネジメント職として社員の成長、お互いを活かしたチーム、組織変革、個人とグループの発達などにも関心をもつ。学習者の可能性を信じ、個を生かし、 共に学び、成長していくファシリテーションをめざしている。修士(教育ファシリテーション)。
■國武 恵
(南山大学大学院人間文化研究科教育ファシリテーション専攻修了)
玉川大学を卒業後、17年間、小学校教員として横浜市立小学校に勤務。子どもどうし、子どもと自分のより豊かな関わり方を模索する中、ラボラトリー方式の体験学習と同じ流れをもつ、学校グループワーク・トレーニングと出会い、学校現場で実践を重ねる。実践の効果を立証するため、源流を学びに南山大学大学院へ。その後、某学習塾のイベント企画推進室に勤務。学校も塾も超え、より豊かな人生を歩もうとする子どもをはじめとする、全ての人の「学ぶ」のサポートをライフワークとしている。グループワーク・トレーニングを軸に、エンカウンター、アドラー心理学、シュタイナー教育、アサーショントレーニング、ナラティブセラピー、NVC(非暴力コミュニケーション)などなど、自分もより豊かな人生を歩み中。修士(教育ファシリテーション)。
共著:「協力すれば何かが変わる」「学校グループワーク・トレーニング3」「学校グループワーク・トレーニング4」(図書文化社)
■水野 節子
(南山大学大学院人間文化研究科教育ファシリテーション専攻修了)
日本福祉大学福祉経営学部助教。アサーションやNVC等の自他尊重のコミュニケーション、さらには自己一致したリーダーシップ、修復的な対話に関する研究と実践を続ける。2014年より現職。赴任前は25年間プランナー、コピーライターとして活動。数多くの企業取材を通じて、人の可能性と能力を活かす組織開発に興味を持ち、南山大学大学院人間文化研究科教育ファシリテーション専攻に入学。大学院在学中から、ライターとしての活動とともにファシリテーターとしての活動を開始した。公認心理師、キャリアコンサルタント。2級キャリアコンサルティング技能士。米国CCEInc認定GCDF-Japan。修士(教育ファシリテーション)。
■中里 高宏
以前勤務していた会社で出会った「ラボラトリー方式の体験学習」に魅力を感じ、勉強を始めたことが全ての始まりでした。それ以降、一人の子どもの親として、企業研修ファシリテーターとして、学ぶものとして、体験学習と向き合い続けています。体験学習を取り入れた人材教育研修にポジティブアプローチ、ナラティヴアプローチの要素を取り入れ、組織を社会を支援する探究を行なっています。
■西森 真紀
(名古屋大学大学院農学研究科植物病理学専攻修了)
名古屋大学大学院農学研究科修了後、インフラ系民間企業に技術職として入社。小規模下水処理場のフィードバック制御やコンサルティング業務に従事。出産を機に管理部門へ異動し、管理職として経営指標管理と社内制度構築、人材開発、組織変革活動等を担当する。「一人ひとりが大切にされ、生産性も高い組織・職場・チームをどうしたらつくれるのか?」と思い悩んでいたころにTグループを始めとするラボラトリー方式の体験学習とAI(Appreciative Inquiry)に出会い、学びながら社内研修や組織変革活動に取り入れる。
独立した現在は、体験学習を軸に、ナラティヴ・アプローチとAI、アートセラピーの要素を取り入れた研修やワークショップ、対話の場づくりを行っている。また、ディスコース重視の組織変革・組織開発とAppreciative Leadershipについて探求している。
■岡田 衣津子
(南山大学大学院人間文化研究科教育ファシリテーション専攻修了)
南山短期大学人間関係科卒業後、アパレル通販会社に就職。祖母の介護をきっかけに退職し、社会福祉士資格を取得後、精神科病院に勤務し、ソーシャルワーカーとして当事者や家族の相談支援や地域移行支援に従事した。南山大学大学院卒業後は、医療福祉系の専門学校で精神保健福祉士の養成に携わった。社会課題への住民参加、住民の主体性形成に関心をもち、現在は行政職員として地域コミュニティの活性化支援を行っている。一人一人が語る言葉を大切にし、多様性を生かしあえる社会の創造と、コミュニティにおける対話の文化の醸成を目指している。日本福祉大学大学院国際社会開発専攻博士課程在学中。社会福祉士、精神保健福祉士、修士(教育ファシリテーション)。
■園木 紀子
(南山短期大学人間関係科卒業)
南山短期大学人間関係科卒業後、就職し結婚を機に退職。20年ほど前に、アナフィラキシー・ショック症状をもつ食物アレルギーの子の親になり、再びラボラトリー方式の体験学習を学びはじめる。
2006年NPO法人アレルギー支援ネットワーク(現在、認定NPO法人アレルギー支援ネットワーク)の立ち上げから関わり、理事、事務局次長を務めた。アレルギーを持つ子のための被災時の備蓄拠点としての役割も果たし、防災活動などに関心を持っている。現在は、子どもたちが育っていく環境も大切にされるように願い、地元の森のようちえんのボランティア・スタッフとしても子どもたちに関わりながらたくさんのパワーをもらっている。2018年ナラティヴ・セラピーWS in NZへの参加がきっかけとなり「人が生きていく力をそれぞれに持つことができる世界を作っていく」ことを目指したいとまじめに考えている。ラボラトリー体験学習を学んでいる人たちと共に学ぶ場を、ナラティヴ・セラピーのアイディア、実践、姿勢、哲学、思想的な背景にあるものを理解することで更に豊かなものにすることに取り組んでいきたい。そして、何事も焦らず、諦めず、ゆるゆるとやっていきたい。
■鈴木 由子
(南山大学大学院人間文化研究科教育ファシリテーション専攻修了)
看護専門学校を卒業後、看護師として総合病院に29年間勤務。看護医療の分野に対人関係能力の向上が不可欠と気づき、ラボラトリー方式の体験学習を学ぶ。その中で看護師は、ファシリテーターとして存在することが看護およびチーム医療には必要と考えようになる。その他にもアサーション、AI(Appreciative Inquiry)アプローチ、マインドフルネスなどを学んでいる。これからの人材育成には、問題解決思考よりはアプリシェイティブな物の見方が必要だと考え実践を行い、組織に広がることを目指している。現在は病院を退職して、医療・福祉施設を主にコミュニケーション、リーダーシップ、ファシリテーションなどの講師を行っている。ほかにも、県内の看護専門学校2校の非常勤講師として人間関係論の講義を担当する。
修士(教育ファシリテーション)。