ナラティヴ・セラピーを学ぶ(各回増員致しました!)

タイトル
-私のアイデンティティを探求する-
ナラティヴ・セラピーを学ぶ
日程
第9回「OW&Rチーム」2021年7月31日・8月1日(日) 両日とも10:00〜17:00
第10回「耳の調律」2021年10月16日(土)10:00〜17:00
第11回「ナラティヴ・メディエーション」2021年12月12日(日)10:00〜17:00

(終了)第7回「初めて学ぶナラティヴ・セラピー」2021年4月25日(日)10:00〜17:00
(終了)第8回「2つの島とボート」2021年6月13日(日)10:00〜17:00
担当
国重 浩一
定員
第9回 30(残1)名
第10回 30(満席)名
第11回 30(満席)名
各回増員致しました。
会場
ONLINE(Zoom)を用いて講座を開催します。
参加費
各回 9,900円(9,000円+税) ただし、第9回2日コースのため、19,800円(18,000円+税)

講座の概要

「ナラティヴ・セラピーは、カウンセリングやコミュニティワークのなかで、敬意を示し、非難しないアプローチを実践し、それによって人々をその人生の専門家として中心に据えていくのだ」(ナラティヴ・セラピーって何?アリス・モーガン)
人を問題の主たる責任者であると位置づけることを拒絶し、ものごとの「本当の真実」は存在せず、ただそのことを語るストーリーが存在するという立場を取ること、そして、その人自身に自分の人生を生き抜いていくことのできる資質、資源、能力が必ずや存在しているという仮説を持っていることなどがあげられるでしょう。つまり、その人には必ずや希望があるのだという信念を持っていること、と言ってもいいでしょう。(ナラティヴ・セラピーの会話術、国重浩一)

ナラティヴ・セラピーでは「人間や人間関係が問題ではなく、問題が問題なのだ」という前提に立ち、セラピストがクライエント(という名称も会話の中では使わない)と対等な立場で、会話をし、相談に来られた方が問題からどのような影響を受けているのか、その影響を受けていないユニークな体験を探し、その人の生きる意味やアイデンティティを探究する過程です。
このことは、ナラティヴ・セラピーとそれを取り巻く理論に、「人は自分自身の目で自分を見られない」というのがあり、自分がどういう人間かを鏡に映しているように見たかったら、他人の目を借りるしかないだろうというものです(国重浩一談)。
他者との会話を通して自分の生き方を探す旅の行程を楽しむことも可能になります。
ワークショップでは、「自分がどのような人なのか」というアイデンティティを探求する旅をしたり、旅の同伴者になるためのありようを学びたいと考えています。

各回の詳細

第7回「初めて学ぶナラティヴ・セラピー」2021年4月25日(日)10:00〜17:00

 

概要: ナラティヴ・セラピーは、相手の問題や課題をアセスメントし、その改善を目標とするようなアプローチではなく、会話という言葉のやりとりによって、新たな気づき、意味づけ、理解などが生じるように取り組むアプローチです。つまり、カウンセリングの鍵は、会話そのものとなります。このワークショップでは、ナラティヴ・セラピーに触れたことがない方や、対人援助の職に就いていない方に話すつもりで、ナラティヴ・セラピーの会話の特徴について説明していきます。ナラティヴ・セラピーに興味のある方はどなたでも参加できます。

 

第8回「2つの島とボート」2021年6月13日(日)10:00〜17:00

ニュージーランドで、ナラティヴ・セラピーを実践し、ナラティヴ・セラピーを教えてもいるドナルド・マクミニマンは、分かりやすい説明とイラストをふんだんに使ったナラティヴ・セラピーの入門書「ふたつの島とボート」を出版しています。このワークショップでは、その書籍の内容を説明していきます。

ドナルド・マクミニマンは、ナラティヴ・セラピーを、人に伝えるときの難しさを常に感じてきました。ドナルドの活動領域は主に学校ですが、スクールカウンセラーや教員に、フーコー、社会構成主義、フランスのポスト構造主義のような言葉をだそうものなら、それだけで話を聞いてもらえないと感じてきたのです。そこで、ドナルドは、専門用語を使うことなしに、ナラティヴを実践することを伝えることに長年苦心してきました。その集大成といえるものがこの書籍になります。

このワークショップでは、本書は必要ありません。しかし書籍の購入を希望する方は、次のサイトから、ナラティヴ実践協働研究センターに直接申し込んでください。通常の書店では入手できません。https://npacc.booth.pm/items/2083954

 

 

第9回「OW&Rチーム」2021年7月31日・8月1日(日) 両日とも10:00〜17:00

家族療法に取り組んでいたノルウェーのトム・アンデルセンらは、リフレクティング・チーム(Reflecting Team)というアプローチを開発しました。この手法は、1対1のカウンセリング手法を超えて、グループで取り組むことへの可能性を開いてくれました。このアイデアを借りて、ナラティヴ・セラピーのマイケル・ホワイトは、アウトサイダー・ウィットネス・チーム(Outsider Witness Team)という取り組みを提唱しました。このふたつは相反するものではなく、お互いに補完できるものであるという考えから、ナラティヴ実践協働研究センターでは両方を取り入れた取り組みを「OW&Rチーム」と名付けて実践しています。この2日間で、理論的な側面だけでなく、ワークを通じて、OW&Rチームについて一緒に検討していきます。

 

第10回「耳の調律」2021年10月16日(土)10:00〜17:00

北米の大学でナラティヴ・セラピーを教えているマルセラ・ポランコとジム・ハイベルは、スーパービジョンやカウンセリングトレーニングの一環として、どのようにしたら人の話を聞く能力を発展させることができるのだろうかということに取り組んできました。「耳の調律」とは、そのような二人が開発したアプローチです。このワークショップでは、このアプローチの概説をして、実際に経験してもらいます。

ポランコとハイベルの論文とその解説を読みたい方は、ナラティヴ実践協働研究センターのえぬぱっく小誌(機関誌、電子書籍)をご覧ください。次のリンクから電子書籍を購入することができます。https://npacc.booth.pm/items/2084037 このワークショップでは、本書は必要ありません。

 

第11回「ナラティヴ・メディエーション」2021年12月12日(日)10:00〜17:00

ニュージーランド出身のジョン・ウィンズレイドとジェラルド・モンクは、対立状況に追い込まれている二者の間に入ってメディエーションするために、ナラティヴ・セラピーを応用することを試みてきました。それを「ナラティヴ・メディエーション」といいます。このワークショップでは、ナラティヴ・メディエーションを概説していきます。これは、対立とは行かないまでも、二者の間に入って、どのように話をしていくことができるのかについてのものですので、いろいろな場面に対して参考になると考えています。

 

 

 

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