第13回Tグループ[New Human Interaction Laboratory with T-group & Narrative Approach]

タイトル
“今ここ”でのかかわりの中で学ぶ"
New Human Interaction Laboratory with T-group & Narrative Approach
日程
2019年10月12日(土)14:00受付 14:30開会 5泊6日
2019年10月17日(木)13:00終了 (越後湯沢駅行きシャトルバス 13:30発)
フォローアップ:
2020年1月19日(日)10:00〜16:00 ヒューマンコラボレーションセンターHCC
担当
津村俊充・その他
定員
9(残7)名(最低催行人数6名)
会場
舞子高原ホテル
〒949-6423  新潟県南魚沼市舞子2056-108
TEL 025-783-3511
参加費
受講料:84,000円(税込)
滞在費:68,200円(税込)(予定)(ツイン利用:宿泊・食事・会場費を含む)
    93,200円(税込)(予定)(シングル利用:宿泊・食事・会場費を含む)

※宿泊型プログラムのため、上記施設にご宿泊いただきます。また、グループ体験を通した学習のために、全日程にご参加いただく必要があります。

内容

Tグループの誕生は、K.Lewinと研究者仲間による民主的な風土づくりリーダー養成から誕生しました。それは、組織活性化のために活躍できるChange Agent(変革体)の養成であり、今日脈々受け継がれてきている組織開発や人間関係を学ぶ原点です。
近年、この学びのアプローチは、組織(集団)診断分析的なアプローチから一人ひとりのもつリソースを十分に生かすために対話を通して組織(集団)を形成する対話型アプローチへと変遷を感じています。
そうした展開・変遷の中で、これまで日本におけるTグループではオブザーバー(観察者)として参加する者は、Tグループ体験後のアドバンスの学びの場として参加するもので、Tグループ参加者との交流は遮断する形で(言わば、共に同室に居たとしても、ハーフミラーで区切られた個室からグループを観察するような)形で参加しています。こうした観察を通して、個人やグループの変化成長過程のダイナミックスやトレーナーの介入のありようについて学んでいます。このスタイルの学びは、Tグループメンバーの自主性・主体性を大切にしたオブザーバーのありよう(オブザーバーの影響を受けず、参加者の力でグループを生きること)と考え、津村はそのように理解しています。大切な学びです。
一方、できる限りさまざまな視点からの見方や捉え方、またいろいろな役割を担う人々のリソースを生かしながら学ぶことを大切にする今日的な対話型の組織づくりやチームづくり、人間関係づくりを考えるとオブザーバーの観察データや気づきを積極的に生かすプログラムを考案することも大切だと考えてきました。
こうした考えをサポートしてくれる理論背景として、社会構成主義に根ざすナラティヴ・セラピーにおけるリフレクティング・チームやアウトサイダーウィットネスといった役割をもつ人のリフレクシヴな発言やありようがセラピーに大きく影響を与えるという考え方に出会ったのです。
結論的には、New Human Interaction Laboratory with T-group & Narrative Approachという名称で、基本的にTグループメンバー(6人〜9人)、リフレクティング・グループ(RGと略す:3人)を募集し、実践的冒険的に学びの場を創り出してみたいと考えています。
Tグループメンバーは、従来のTグループに参加し、Tグループ体験や全体会、夜のつどい、食事や自由時間などから学びを深めます。さらに、今回の新しいアプローチのTグループでは、リフレクティング・グループ(RG)がTセッションを観察して、その体験がRG自身にどのような影響を与えてくれたのかを語ってもらい、その話を聴くことからも学びをさらに深めることが可能になると考えました。
リフレクティング・グループは、Tグループセッションのやりとりを観察しながら、そのやりとりが自分にどのように響いたのか共鳴したことを、Tグループセッション終了後、RGグループのメンバーが20分ほど語り合います。その語りが、Tグループメンバーが自分のことやグループのことをもう一度ふりかえることに役立つと期待しています。
具体的には、Tグループは、メンバーとトレーナー(2名)で構成されます。RGは、スタッフが一名入り、4名で構成されます。Tグループセッション(75分)をRGが観察し、ふりかえり用紙を記入後にRGが20分ほど、観察したことから私に影響を与えたことを語り合い、最後にそれぞれのグループでふりかえり用紙に記入して1セッションを終えます。こうしたセッションを数セッション行う予定でいます。

本講座で期待される学びについて
<Tグループメンバーにとって>
☆これまでのTグループ体験がもたらす学び:自己への気づきや自分のかかわり方についての学び、自他の相互の影響関係やグループへの影響などのリーダーシップ、チームや組織づくりなど
☆RGからのリフレクションからの影響:
・異なる視点から:自他のありようへの新しい気づき、グループの理解に対する視点の広がりなど
・自分を支えてもらう体験
・自己への洞察体験
・支援になるリフレクション(フィードバック)とは何かを学ぶ
☆その他:
・Tグループメンバー=トレーナー=RGメンバー間にいかにフラット(対等)な関係を作るか

<RGメンバーにとって>
☆これまでのTグループのオブザーブ(観察)を通して気づき、学ぶこと:個人やグループのダイナミックスの観察を通して理解することやトレーナーの介入のありようについて学ぶ
☆RGとして分かち合うことを通して:
・Tグループの対話を聴き見る体験が自分にどのような影響を与えるのかに気づく
・その体験が自分の心の共鳴板に響き、自己洞察を深める体験
・リフレクションタイムが、他のメンバーにどのように影響を与えるか?
・プロセス他者に対して、リフレクシヴになるとはどういうことか?
☆その他:
・Tグループメンバー=トレーナー=RGメンバー間にいかにフラット(対等)な関係を作るか

<NEWだからちょっとリスキー>
従来のTグループとは異なる点は、RGのメンバーの存在、それは特にRGのメンバーが行うリフレクティングの対話をTグループセッション後にTグループメンバーが聴くことです。この対話の内容が、評価的になったり、指示的になったりすることになると、Tグループのメンバーと支援的な関係になりにくい可能性があります。TグループメンバーがRGメンバーに反依存的になったり、依存的になったりすることが起こる可能性を秘めています。そのためには、両グループの関係をフラット(対等)な関係で相互信頼の関係を形成するような態度や行動の醸成が必要になると考えています。こうしたことも共に学ぶ場づくりへの挑戦として考えてくださる方のご参加をお待ちしています。

今回は、“NEW”と冠していますように、今回の講座プログラムは、新しく挑戦的・冒険的な取り組みです。この新しい取り組みに賛同してくださる参加者を募集します。最低催行人数は、6名(上限9名)とさせていただきます。ご参加のお申し込みをお待ちしています。

一般社団法人日本体験学習研究所
代表理事・所長 津村 俊充

コア・プログラムであるT グループは、狭義にはT グループ・セッションをさします。広義には、参加者全員とスタッフを含めたラーニング・コミュニティで学ぶ宿泊研修すべてをT グループとよんでいます。広義の合宿形式のT グループ・プログラムでは、伝統的に以下の4つの要素を用いてプログラムデザインされます。

  1.  T グループ・セッション(対話による非構成のグループ体験)
  2. 実習教材を用いた構成グループ体験
  3. モデルや理論の紹介による概念化を促進するミニレクチャー
  4. チェックリストやふりかえり用紙を用いたツールの使用

グループには特に決められた課題や手続きはなく、参加者は自由に対話を続け、その場に生まれてくる人間関係(プロセス)を学習の素材にして体験的に学んでいきます。その過程で、自己理解、他者理解、受容、共感、影響関係、コミュニケーションやグループプロセスなど、人間関係のさまざまなことに気づいていくことができます。

<参加者の声>

いつもの自分に少しずつ+αしていくこと。あきらめないこと
関わり続ける大切さと自分を大切にするということ
私が相手のことを受け入れた感覚をもって接することができた分だけ相手のことが見えてきたり、わかったり、知れたりすることがわかった。相手に問いを投げるときのこちらの姿勢・あり方が最も影響する感じがした
ていねいに関心を向けつづけることで自分が消えて一つになれること。一つになることで苦手な多人数でもよいパスを出せること。相手の発言にカチンときたり、感動したとき、その裏を質問することで場を安全にできること
”今ここ”、の”自分の中の声をきくこと”の大きさ、うれしさ
自分自身をより客観的に認識する機会となった。
言葉にすることはむずかしいけど、自分のあり方、社会の中の自分にとって大切なこと
自分の良い所も悪い所も再認識
その場を肌で感じると人にフォーカスしていく
いろいろありましたが、最後の一言を言いながら、内省をしてじっくり考える時間の重要性を学んだと思います。自分の弱さ、他者とのかかわりなどを考え、感じ、改善していくうえで一生の財産になるように感じました
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