アサーショントレーニング

5月3日〜5日まで、ゴールデンウィークの3日間、JIEL公開講座でアサーショントレーニング「私も、あなたも大切にするコミュニケーション」を開催します。

★詳細はこちらからご覧ください。
https://jiel.jp/wp2/kouza-mizuno-assert2013.htm


アサーションは人間尊重、人権を大切にする考え方から生まれたコミュニケーションの方法であり、人とのかかわり方、人のあり方でもあります。かつては人としての権利が認められていなかった黒人や女性たちが、まずは自分が自らの思いや考えを言葉にして表現し、自分を大切にしようと活用されてきました。

確かに自分の気持ちや思い、考えは、自分で表現しなければ、人には伝わりません。一人ひとりが自分の世界で生きている人間は、言動や態度を通じて他者との相互作用を繰り返し、誰もが望ましい現実を生み出していくことに取り組んでいます。そんな日常ではアサーティブに自己表現できるかどうかによって、生まれてくる現実が変わっていきます。
私にとって、アサーショントレーニングは自分とは違う人たちともつながっていくために必要な学びです。自分と似た考え方、感受性を持った人とはつきあいやすいけれど、自分と異なるタイプの人とは、正直に、率直に語り合うことさえ、大変なことがあります。けれど、そういう人たちとつながることで新たなアイデアが生まれるし、世界が広がっていく。それに気づいて、「アサーティブになりたい」と思うようになりました。
JIEL研究員として、私は看護系の大学院や医療の専門学校でアサーショントレーニングの集中講義をやらせていただいています。けれど、医療人に限らず、一般の方々にもアサーショントレーニングは役立ちます。自分に負荷をかけ過ぎることなく、メンタル面の健康を守りながら、多様な人たちとかかわっていくために、アサーティブなコミュニケーションは大きな力になります。
今回の講座では3日間かけて少人数でロールプレイを交えて、アサーションにじっくり取り組みます。公開講座だからこそ、一人ひとりの参加者のみなさんに自分が日常でアサーションを実践するヒントを見つけていただきたいと思っています。あと若干名の申込受付が可能です。よろしければ、ぜひ上記URLの講座内容をチェックしてみてください。