桜の季節

寒くて、思いがけなく荒れた天候続きだった時期がやっと一段落しそうです。今日、名古屋は青空が広がっていて、桜の名所・鶴舞公園には昼間から、驚くほどたくさんの人が集まっていました。鶴舞公園を通る機会の多い私は、今日も単に通り抜けて、その先の道路へ出たかったのですが、人の間をすり抜けるのに四苦八苦で、桜の花に目をやる機会はありませんでした。4月最初の日曜日で晴天となれば、当然なのかもしれません。
帰り道、もう鶴舞公園は通らないと決めて、一般道の歩道を歩いていました。すると、枯れた木が並んでいる中に一本だけ、きれいな花を咲かせた木があります。まだそれほど大きくない若い木だったせいか、桜なのか、それともハクモクレンなのか、遠目に見るとよくわかりませんでしたが、近づいてみると桜で、花芯がピンク色に染まっていて、何だかうれしい気分になりました。
夕方になり、何人かのメンバーとともに昨年から行っている勉強会へ出かけました。今回は結婚したばかりのメンバーを祝うデコレーションケーキとサクラワインを、みんなからのプレゼントとして持っていきました。サクラワインとは、ワインの中に本当に桜の花が入っているワインです。そして、勉強会の会場へ行ってみると、何とそこには大きな桜の切り花が生けてあるではありませんか!さすがにその桜は勉強会のメンバーが生けたわけではなく、その会場を使って別のイベントを行う人が生けたものでしたが、ラッキーな偶然です。


勉強会を終えて机の上を片付けたあと、箱からデコレーションケーキを出すと結婚したばかりのメンバーは、とても喜んでくれました。その人は大学院の後輩でもある男性ですが、ケーキとサクラワインを持って、桜の生け花の前で記念撮影もしました(笑)。桜の花のやさしい香りと色合いがはじまりの季節を彩ってくれて、みんながうれしい気分になったひとときでした。